何かとエビデンスを要求される世の中になってきたので、社外のメンバーとの打ち合わせに限らず、普段の業者とのやり取りに至るまで、特段操作することなく録音できるボイスレコーダーを探していました。

従来のボイスレコーダーは、如何にもという形状ですし、都度スマートフォンのボイスレコーダーアプリケーションを起動するのも面倒なので、小型のものを選択しました。

パッケージは、白を基調としたもので、多彩な付属品が付属しています。

ボイスレコーダー本体以外に、ボイスレコーダーのmicro USB端子に挿す、イヤフォン出力付き音声ファイルコントローター,ステレオイヤフォン、USB Type-A > micro USBケーブル、USB Type-A > Type-C変換アダプター、USB Type-A > micro USB変換アダプター、キーホルダー用リングx2個、取扱説明書、設定マニュアルが入っています。

様々なパーツが標準添付されていますので、特段追加しなければならないパーツは見当たりません。

本体は、アルミダイキャスト製で質感がありサイズは、76mm(長) x 25mm(幅) x 8mm(高)で、36gの重量があります。

本ボイスレコーダーは、簡単に云えば64GBのUSBメモリに録音機能が付加されたものです。
メモリ容量は64GBあり、最大750時間の録音が可能と記載されていますが、USBメモリ同様音声ファイル以外のファイルを書き込むことが可能です。

デフォルトで、英語をはじめとする5ヵ国語の取扱説明書(PDF)、設定用説明ファイル(PDF)、設定ファイル(TXT)や時刻設定プログラム(Windows用)及び設定用ファイル一式のZIPファイル(バックアップ用)が記録されています。

本体の左右端には穴があり、付属のリングを通すことでキーホルダーに付けたり、もう片方は、カラビナのように端を折ってベルトループ等に掛けて付けることができます。

サイド部には、片側にはmicro USB端子があり、もう反対側には電源スイッチ及びLED/マイクが付いています。
LEDが穴の奥にあるため、少し見づらいですが、穴はマイクとの共用なので、仕方ありません。

設定ファイルによって、下記の設定が可能です。
1) 時刻の設定
ファイル名にタイムスタンプを使うため、時刻の初期値が必要です。
そのための初期値を格納します。
付属のアプリケーションでも設定が可能です。
2) 録音感度設定
3) 音声起動設定
音声を感知すると、自動的に録音をスタートさせ、音がしないと自動的に録音停止する動作させることができます。
この設定を外すと、電源ONで録音を開始し、OFFで録音を停止します。
4)録音ビットレート設定
デフォルトでは、24KHzサンプリングのIMA ADPCMコーデックのステレオ録音のWAVファイルです。

最高品質に設定すると、24KHzサンプリングのLinear PCM 16bitのモノラル録音のWAVファイルが生成されます。

本体のmicro USB端子に、リモコンを接続すると、付属のイヤフォンを挿して記録した音声ファイルを聴くことができます。

リモコンは、音量調整(+/-) , 再生/停止 , 次ファイル , 前ファイルの操作が可能です。

再生中に、次ファイル , 前ファイルボタンを長押しすると、聴いているファイルの中で、先送り/巻き戻しが可能ですが、音声が出るわけではないので、どの程度送られるのか、慣れが必要です。

本体には、バッテリーが内蔵されていて、電源OFF状態で micro USB端子で充電が可能です。
2時間のフル充電で、最高22時間連続録音できるようです。
充電中は、赤LEDが点灯し、フル充電で青LEDが点灯します。

マイクの感度は変更できますが、感度を上げ過ぎると、本体の擦過音が結構大きく録音されてしまいますので、何度か試して感度を調整した方が良いと思います。