辻村深月のベストセラー小説「かがみの孤城」
の映画が2022年12月23日に封切られるが、それと連動したイベント/キャンペーンがいくつも行われている。
その一つが「ねがいの叶う鍵探し」スペシャルイベント。
このイベント、実は3段構えになっていて
①協賛書店での小説の購入で、ミラーカードゲット
②協賛書店の各所に掲示されたQRコードを読み取って7人のデジタルキャラカードをコンプし、
オオカミさまのメッセージカードをゲット
③指定のハッシュタグをつけて、イベント参加の感想をツイートして抽選でコラボクッキーをゲット
という感じ。
①が、先日ご紹介したキミノベル版「かがみの孤城」
のレビューに「購入のきっかけ」として触れたもの。③は、ま、抽選だし、当選人数もたった3人なので「当たればラッキー」程度のもの。
②が本品で、結構入手するのが大変だが、頑張れば必ず入手できるというもので、この「シカケ」が面白い。
イベント名にある通り、「ねがいの叶う鍵探し」をして、それが完遂できれば今回の登録品が手に入るわけなのだが、書店のなかで7人のデジタルカードがダウンロードできる「鍵(QRコード)」を探すというのが「シカケ」。
協賛書店(←これがわりに少ない、そして都道府県によってかなりムラがある←企業グループで参加している書店が多いので、地方でもかなり多くの参加書店がある県もあるが、全県で5店舗ほどしかない県も...)に行くと、店内各所に「かがみの孤城」に集う中学生7人のポスターが貼ってあり、それに書かれているQRコードを読み取ると、「FanTop」という、NFTアイテム売買・収集・鑑賞・共有アプリに、各キャラクターのNFTデジタルカードがダウンロードできるというシカケ(複製不可能なNFT(Non-Fungible Token)カード、っていうのが今風?)。
QRコードの載っているポスターは、全種統一のデザインではあるが、B6ほどの大きさでエンジ色ベースのあまり目立つものではなく、書店のいろいろな場所に散らばっていて、それを探すのが(書店の構造や掲示場所によっては)大変。
ポスターは店内の色々なところに散らばっている(入手店とは違う書店)
ポスターを探しながら、いつもは訪れない階や、いろいろなコーナーを隅々まで見て回って、書店をぐるぐる廻って歩くのが楽しい。
ペーパーバックのコーナーなんていつもは行かないからナァ...(これも入手店とは違う書店)
QRコードを読むと自分のFanTopにトークンが移されるので...
そして7人分のNFTデジタルカードがゲットできたら、その画面を店員さんに見せるともらえるのが、本品「オオカミさまのメッセージカード」。
7人分のNFTデジタルカードを店員に見せる(不正防止に加工済)
ま、このカード自体はハガキ大の紙のカードで、片面にハードカバーや文庫本(※)のカバー絵を描いた禅之助 師によるオオカミさまが描かれているだけのものだが、それを見つけるまでの過程を楽しむもの、という感じかな。
※2022年11月現在、映画タイアップにより文庫版のカバーはアニメキャラクター仕様に変更
こういう自分で「動く」イベントって面白いね。
見つける過程が面白い
いままで4店舗で見かけたが(なおNFTデジタルカードの入手は1アカウントにつき一回限り)、地上地下合わせて7階分の建物に、原則1階に一つずつ、ほぼ同じ場所に掲示しているような簡単な書店もあれば、書棚の見えづらい側の側面に掲示していたり、大人はかがまないと見えづらいところに隠していたりと、難易度の高い書店もあった。
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購入金額
0円
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購入日
2022年11月13日
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購入場所
書泉グランデ
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