妻の会社の取引先の方が結婚で海外に行くということで、不用品の廃棄をしていたらしいです。
そこで、妻の会社を経由して不用品として頂くことになりました。
当初は「DisplayPort Alternate Mode」に対応している Type Cケーブルで Windows でも使えるだろうと楽観視していたため、ワクワクしていました。
先に書いておくと、この製品は MacOS専用。Windows に対応しているとは一言も書いていない。
しかし、製品のサポートページへ行くと Windows 用 のソフトウェアを提供しているではないですか。よくある質問にも Windows について書かれていますし。
これは期待してしまいますよ・・・。
ちなみに Windows で、どのPCメーカーの機種で動作確認を行ったとかの情報が一切ありません。
ボタンが一切無いのがマイナスポイント
ボタンというボタンが一切ありません。
電源ボタンも無ければ光度を調整したりなども一切ありません。
メインディスプレイというより、USB接続の外付けディスプレイに近い感じかな。
頂き物として入手したため、ThunderboltケーブルとUSB-Cケーブルが付属しませんでした。
それ以外は付属していました。
箱
ディスプレイ正面
付属物
VESA向けの背面パネル、電源ケーブル。ThunderboltケーブルとUSB-Cケーブルは欠品。
各種書類
色々のハードウェア条件を満たさないと使用できない。
接続したPC(マザーボード)は AMD の Ryzen 5 PRO 4650G です。
まずThunderbolt3ケーブルが付属していなかったので、Apple純正の0.8mのThunderbolt3ケーブルを入手しました。
そのケーブルでマザーボード側のThunderbolt3端子に接続。
Thunderboltデバイスとしては認識する模様。
しかし、しばらくするとこのような表示が右下に一瞬表示される。
そして、ディスプレイデバイスとしては項目が増えないということもあり、ディスプレイの画面表示がされません。
続いて、USB4.0に対応したType-Cケーブルでマザーボード側のThunderbolt3端子以外のType-C形状のコネクタに接続しました。
すると・・・下記の表示なった。
USBとしては認識されている模様?
そしてサウンドデバイスとして認識されてスピーカーは使える模様。
しかし、ディスプレイデバイスとしては項目が増えないので、ディスプレイの画面表示がされません。
手持ちの案としては尽きてしまった。
あとは・・・3年サポート内であったので、一応メーカーサポートに修理依頼で連絡してみることに。
まぁ、結果は惨敗。
感覚的には中華メーカーの方がフットワークが軽い気がする。韓国メーカーはいい意味で慎重なのかな。(腰が重いとも言うが)
こちらの記事を見て、手持ちに「USB-C to DisplayPort ケーブル」があるので少し試してみようと思いました。「4K 120Hz」対応がポイントかもしれない。
グラフィックボードのDisplayPort を接続、USB-C側をディスプレイ側に接続。
DisplayPort⇒USB-Cへの接続なので動作するか不明ですが、試すだけ試してみようかと。
とりあえず、現状の接続ケーブル結果として下記を試した。
・Apple純正 Thunderbolt3ケーブル ⇛ ▲(Thunderboltデバイスのみ認識)
・USB-C to DisplayPort ケーブル(グラフィックボード⇛ディスプレイ接続) ⇛ NG(何も変化無し)
・USB-C to USB-C ケーブル(4K 60Hz)(Thunderbolt接続) ⇛ ▲(Thunderboltデバイスのみ認識)
・USB-C to USB-C ケーブル(4K 60Hz)(USB3.1接続) ⇛ ▲(スピーカーデバイスのみ認識)
・USB-C to USB-C ケーブル(4K 60Hz)(Thunderbolt接続) ⇛ ▲(Thunderboltデバイスのみ認識)
・USB-C to USB-C ケーブル(4K 120Hz)(USB3.1接続) ⇛ ▲(スピーカーデバイスのみ認識)
・30cmくらいのUSB-C to USB-C ケーブル(Thunderbolt接続) ⇛ NG(全く認識せず)
・30cmくらいのUSB-C to USB-C ケーブル(USB3.1接続)⇛ ▲(スピーカーデバイスのみ認識)
・USB-A to USB-Cケーブル(USB3.1接続)⇛ ▲(スピーカーデバイスのみ認識)
・USB-A to USB-Cケーブル(充電専用ケーブル)⇛ NG(何も変化無し)
ここまでくると、USB3.2でも試してみたくなる。
Thunderbolt3端子が搭載されたPCで下記を設置し「USB-C to USB-C ケーブル」を接続して試します。
上記のPCI-E拡張カードで試したが、やはり状況は変わらずでダメでした。(サウンドデバイスのみ認識)
次なる手。
姉上がiMac (21.5-inch, 2017)を持ってるようなので、年始明けに試しに行く段取りをしました。
iMacで認識して画面が表示されるのであれば、App Store「LG Screen Manager」をインストールする。
どうも、「モニターのファームウェアのアップデートを提供するアプリケーション」らしい。
ここでファームウェアが上がれば、Windowsでも使えるかもしれない。という淡い期待をしています。
仮説としては初期ファームウェアでは不具合があり、Windowsで使用出来る機種が少ないのかもしれない。
そして年明け後、 iMac (21.5-inch, 2017)で接続してきました。
・・・
映りましたよ!
モニターファームウェアは最新バージョンらしい。
最初から結果はわかっていましたが、macOS専用ということですね。
自宅に戻り、再び Windows PC に接続しましたが、こちらはやはり認識しませんでした。
とりあえず、オークション売りして別の4Kディスプレイを購入しますかねー。
★2022-01-04追記
コメント欄でも少し書いていたのですが、少し転記してこちらに移動します。
たぶん、下記要件を満たしている必要があるかも。
・Windowsでは、Intel CPUの第7世代(世代は推定)以上のものでプロセッサー・グラフィックスがあるものが必要(多分 Macに最適化というのは インテル〇〇 グラフィックス や Apple M1/M2 などに最適化されていると推測する)
・Intel USB 3.x系の「DisplayPort Alternate Mode」はプロセッサー・グラフィックスを使用する?ため、ASMedia等では認識しない可能性がある。
ここまでがUSB-Cの「DisplayPort Alternate Mode」の要件。
更に上記に加えてThunderbolt 3ポートを搭載していれば、Thunderboltとして使用できるということかな?
この推測が正しいのであれば、AMDのRyzenでは絶対に認識しない(ディスプレイ表示が出来ない)ことになる。
これを踏まえて、第11世代くらいのIntel CPUとマザーボードを購入しようかな。
USB 4.0 とか対応していれば、これからのPレビューでも使えそうだし・・・。
昨日の2022-01-03の夜くらいに上記で考えていたのですが、ふと・・・仕事用PCって CPU が Intel で「DisplayPort Alternate Mode」を使ってるな・・・と思ったわけです。
そもそも、仕事用だから下手に繋がない方がいいかなと思って、完全にスルーしていました。
Thunderbolt 3ポートは搭載していないが、USB 3.0 Type-C コネクタが1ポートあるものです。
Panasonicのノートパソコンで、型番は「CF-XZ6RF7VS」下記のようなスペック。
CPUは第7世代の模様。先に試していたiMac (21.5-inch, 2017)も第7世代Intelだったので、もしかしたら???という感じで繋いでみました。
すると・・・
デバイス認識時はノートパソコン側のディスプレイが点滅しておかしな状態に。最終的にブルースクリーンになって再起動。
その後、下記のLGディスプレイが表示された!
確実にType-Cによる「DisplayPort Alternate Mode」で表示されているようです。
CPUの内蔵グラフィカル機能を利用して接続しに行っています。
デバイスを確認するとこのような感じでした。USB3.0で接続しているためか、サウンドデバイスが登録されていませんでした。
Windowsでも映ることが確認できました。
なので、推測が正しい可能性が高いかもしれません。
ざっくり、Intel CPUはOK、AMD CPUはNGと。Apple M1/M2は未確認ですがサポート対象内。
仕事用モニターが現状3画面なので、1台入れ替えて仕事用として暫く使っていこうと思います。
頃合いを見て、新たなメインPCのハードウェア一新を計画しようと思います。
★2023-01-04追記
本日、仕事用として使用してみた。
発色がとてもよいのだが、グレア(光沢)が強い。
非光沢とあるが、どう見てもグレア感が強すぎる。
ノングレア保護シートを買わないと少しつらいかもしれない。
モニターに物理ボタンが無いので、光度設定などはグラフィックボードのソフトウェア設定で行う必要がある。
Intelグラフィックの場合はインテル HD グラフィックス・コントロール・パネルより、モニター個別で選択して設定が必要となる。
色設定の明るさを最低の-60に設定するが、グレアのためか、それでも明るい。
★2023-01-05追記
ここまでくると、何が駄目で何が使えるのか探りたくなる性分が出てくる。
ある程度納得の行くところまで消化しておかないと、モヤモヤが貯まるのでなるべく解消しておきたい。
手始めに ASMedia ASM3242チップ について調べてみた。
どうやら同じチップを搭載した製品で下記のような記載を見つけた。
同じチップを搭載した他社製品も同様のご様子。なんてこった。
ORICOさん!重要情報なので小さい文字でもいいので書いておいてください(涙)
ということで、購入したUSB3.2 Gen2(20Gbps)では Alternateモードが一切使えないことが判明しました。
このような機能が省かれているから、他メーカーより安く提供出来るのかもしれませんね。
とりあえず、AlternateモードのためにASMedia 製チップの購入は避けましょう。
USBチップの大手だと VIA があったような気がするが、最近活発ではない感じがする。
USBのホストコントローラーはCPUメーカーのチップに大きく依存する感じでしょうか。
例えば Intel、AMD、Appleなど。
WindowsだとIntel1強ということになります。となると必然的にCPUはIntel、マザーボードも対応品で追従する感じになると思う。
AlternateモードはCPU内蔵のGPU機能としてチップセットを中継点としてUSB-Cでデータ連携しているのかなと、何となく思う。
中継点のチップセットが外部グラフィックボードの処理内容を中継してUSB-Cでデータ連携してくれるのであれば100点満点。
多分、それが実装出来ていないから次期バージョンで解決させたりするのかな?
ノートPCにおいては、通常外部グラフィックボードを追加出来ないからCPUの内蔵GPUを使うことになるが、デスクトップにおいては普通に外部グラフィックボードを使うと思う。
基本的にパワーユーザーが多いハズだから、CPUの内蔵GPUはコスパ重視派以外は使わないはず。
特にMacなどだとワークステーション系やクリエイティブ向けだと外部グラフィックボードは必須なんじゃないかなと思う。
Thunderbolt規格はIntel提唱規格だから融通がきかない感じがするとなんとなく思ってはいた。
なので、現在Intel対応品を裏で手配中です。
★2023-01-10追記
Thunderbolt 4 対応の 第11世代 Intel CPU (Intel Z590チップ) で試してみた。
結果、Thunderbolt 4 で映った。
事前に Thunderbolt コントロール・センターはインストールしていた。
接続後、承認操作は不要で自動的に下記状態になった。
デバイスマネージャーを確認するとモニターも問題なく認識された。
やはりOS起動時に表示されるが、BIOS画面は表示されなかった。
★2023-01-20追記
やはり・・・ノングレア保護シートを購入してつけてみた。
なるべく切断せず丁度良いサイズを探すのに時間かかった。貼るのも時間かかったけど。
個人的には、映り込みが軽減されてとても見やすくなった。
★2024/01/13追記
1年越しの再挑戦。
ASRock Thunderbolt 4 増設ボード「Thunderbolt 4 AIC」の仕様を見る機会があってふと気がついた。
DisplayPortが出力ではなく入力になっていると・・・。
仮に「Thunderbolt 3 Alternate Mode」での動作だとグラフィックボードの映像を増設ボードに接続することで Thunderbolt に映像を流すことが出来る・・・ということ?
リビングPCのマザーボードにもDisplayPortを接続する端子があるが、ディスプレイに何も表示されなくて使えないのかな?と思っていた。
んで、改めてマニュアルを見てみると・・・
DisplayPort 1.4 入力って書いてある!わからんって。
そんで、HDMI→DisplayPort変換ケーブルを使ってマザーボードのHDMIとDisplayPortを接続するという不思議なことをする。
するとAMDでも映るようになった。一応BIOS画面の表示も出来るようだ。
つまり、外部グラフィックボードの映像信号でも問題ないのだと思う。
よって、IntelCPUの内蔵GPUのみ動作するというのは成立しないのだと思う。
要は「Thunderbolt Alternate Mode」の動作では映像信号を出すための接続口が用意されているかどうかがキモになりそうだ。
ただ、IntelCPUの内蔵GPUが使用可能な場合、映像信号は自動的に内蔵GPUを使う設定になっているマザーボードもあるのだと思う。
なので、Thunderbolt 端子はあるが、映像信号を取り入れる口が無い場合にはディスプレイは映らないのかなと。
難しい話だが、「Thunderbolt Alternate Mode」ではThunderbolt プロトコルが使用され映像信号はプロトコル内で内包される動きになるのだとおもう。
「DisplayPort Alternate Mode」ではThunderbolt デバイスは認識出来ないがUSBデバイスとして映像信号として扱われるのだと思う。
現状の理解だと、下記が複雑に絡み合って正常に動作するのだと思う。
・使用機器の対応状況 USBデバイス/Thunderbolt デバイス
・使用ケーブル(Thunderbolt ケーブル、USBケーブルなど)
・PC側のType-C接続口のThunderbolt対応状況(稲妻マークが目印)
・PC側のType-C接続口の動作速度(USB3.2 Gen3x2、Thunderbolt 3、Thunderbolt 4など)
・映像出力可能となる経路(このLGディスプレイはココがキモ)
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購入金額
0円
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購入日
2022年12月19日
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購入場所
貰い物
まこりんさん
2022/12/29
https://bnsgt.hatenablog.com/entry/2022/11/30/013412
かもみーるさん
2022/12/29
「普通のUSB type-C to USB type-Cのケーブル」の普通っていう定義は何でしょうね。
Type Cケーブルって沢山種類あるから何が普通なのかよくわからんです。
この前試した「USB type-C to USB type-Cのケーブル」は4K 60Hzだったので、4K 120Hz対応品を先ほど注文してみました。
まこりんさん
2023/01/02
Windowsでも動いた事例があるだけに頑張りたい気持ちもあるけど、無駄かもしれない費用はかけたくないですし売るのも仕方ないかもですねぇ。
かもみーるさん
2023/01/02
根本的に何がダメなのかわからないのです。
Dell製品のパソコンでは動作したとの海外情報もあり、過去のヤフオク出品者にはWindowsでの確認画像を出している方もいます。
iMacで「USB-C to USB-C ケーブル」でも映ったので、ケーブルはあまり関係ないかもしれない。
あとは…CPUがIntelのThunderbolt4対応のマザーボードを購入して試すくらい。
メインPCが第4世代Intel(Xeon)なのでメモリがDDR4であれば買い替えでもよいかも?
あとは…例えば、Intel製のUSBコントローラーを使用してれば映るとか。
前者はThunderboltの機能で映すケース、後者はUSB-Cの「DisplayPort Alternate Mode」で映すケース。
ここまで来たら解明したい感じはありますが、どうしようかなというのが本音です。
かもみーるさん
2023/01/03
・Windowsでは、Intel CPUの第7世代(世代は推定)以上のものでプロセッサー・グラフィックスがあるものが必要(多分 Macに最適化というのは インテル〇〇 グラフィックス や Apple M1/M2 などに最適化されていると推測する)
・Intel USB 3.x系の「DisplayPort Alternate Mode」はプロセッサー・グラフィックスを使用する?ため、ASMedia等では認識しない可能性がある。
ここまでがUSB-Cの「DisplayPort Alternate Mode」の要件。
更に上記に加えてThunderbolt 3ポートを搭載していれば、Thunderboltとして使用できるということかな?
この推測が正しいのであれば、AMDのRyzenでは絶対に認識しないことになる。
これを踏まえて、第11世代くらいのIntel CPUとマザーボードを購入しようかな。
USB 4.0 とか対応していれば、これからのPレビューでも使えそうだし・・・。
まこりんさん
2023/01/04
IntelだったらOKって落ちか。
かもみーるさん
2023/01/04
ありがとうございます。
AMDでも内蔵グラフィック搭載のものを使用してましたが、表示は出来なかったです。
仕事用モニターとして一旦使いますが、後日メインPCの環境を一新してリトライしてみようと思います。
仮説が正しければ、内蔵グラフィック機能がIntelかAppleでしか対応しておらず、外部グラフィックボード経由での接続は出来ないのだと思います。
これが確実なら、2台目検討も格安ならあり得るかもしれません。
元値が高いので格安になりにくいですけれどね。