2022年09月01日にサイバーガジェットから新型のゲーミングコントローラーが発売されました。
同社のジャイロコントローラーを愛用している身としては「これは試すしかないっ!」って事で、新型コントローラーのレビューです。
ボタン配置の変更には慣れが必要
先ずはパッケージ。
新型コントローラーの売りである「マイクロスイッチ採用」がアピールされています。
内容物一覧。
コントローラー本体に、充電・接続を兼ねたUSBケーブル、そして取扱説明書と製品保証書。
グリップ付近はザラッとした感触の滑り止めになっています。
本体下方から。
中央に見えているのがプレイヤーランプ。
Switch以外で使用する場合は、Xinput・DirectInputの状態表示を行うモードランプとして機能します。
本体背面中央部。
製品型番と共に技適マークが見えます。
その少し下の左右に見えているのがBR・BLボタンで拡張ボタンになります。
表側のCOMMANDボタンと+ボタンを同時押しして、機能を割り当てたい方のボタン(BR or BL)を押し、BR・BLに割り当てたいボタンを押した後、再度COMMANDボタンを押すと、BR・BLが指定したボタンになる、という具合です。
これまでのジャイロコントローラーだと、背面側にはM1~M4の計4つのボタンがあり、そこにはマクロ設定が出来ていたのですが、新型のコントローラーHGではマクロ機能は廃止され、表側のキーを割り当てるのみになっています。
ここで一旦、新旧比較を。
今回の新型コントローラー「CYBER・ゲーミングコントローラー HG 無線タイプ(SWITCH用)」と、既存の「CYBER・ジャイロコントローラー 無線タイプ(SWITCH用)」を比較します。
先ずは表面。
見比べると新型HGの方が従来型に比べて一回り小さくなっているように見えます。
ボタン配置は基本的には同じですが、「+」「-」ボタンと「キャプチャーボタン」「コマンドボタン」の位置が入れ替わっています。
親指で「-」ボタンを押そうとすると左スティックが邪魔になってしまい、従来型に比べて少し押し辛くなりました。
また、「キャプチャーボタン」「コマンドボタン」は、中央ホームボタンの左右ではなく、若干斜め上の位置に斜め配置されています。
デザイン的な意味合いで変更されたのかもしれませんが、従来どおりホームボタンの真横の方が指が届きやすかった気がします。
従来型使い慣れてると、「+」「-」ボタンと「キャプチャーボタン」「コマンドボタン」の位置が入れ替わった事で押し間違いが発生しそうですね。
「-」ボタンの位置と併せて、これらは慣れるしかない感じですね。
お次は背面。新型HGの方、背面黒で少々見辛いですが……
従来型にあった4つのマクロボタンが無くなり、2つの機能ボタンへと変わりました。
従来型でマクロ多用してた人には少し厳しい変更ですね。
新型HGでは表側のボタンのうち1つを、機能ボタン1つに割り当てる形になります。
私的にはL・Rのスティック押し込みとか割り当てて置くと良さそうな気がします。
大きさ比較。
横幅はそこまで変わって無い感じですかね。
縦幅についてはグリップの部分が短くなった事で、全体的にコンパクトに見えている気がしますが、握った感じは大差無く同じような感覚で使えますね。
後、見た目的な部分では分かりませんが、一番大きな差は売り文句にもなっていたボタンに「小型マイクロスイッチ」を採用していると言う点。
これ、ボタン押した瞬間に違いが判ります。
従来型がメンブレンキーボードだとすれば、新型HGはメカニカルキーボード。
ボタン押した際のカチカチとした感触は堪らないですね。
従来型で使い込んだ物と新品を比べると、ボタンのヘタリ具合が良く分かるんですが、新型HGはマイクロスイッチって事なので、耐久性にも期待したい所です。
今回の新型HG、ゲーミングっぽくイルミネーションバリバリな仕様になってるようです。
Switchに接続した場合、底面側のプレイヤーランプの光り具合で何番で接続しているのかが分かるようになっています。
イルミネーションの発光パターンについては動画にしてみたので、どういう感じで光るのかが気になる方は動画を御覧ください。
初期状態が「RBG LED ファンタジーモード」ですかね。
マイクロスイッチの押し心地が堪らない……
スプラトゥーン3を「CYBER・ゲーミングコントローラー HG 無線タイプ(SWITCH用)」と「CYBER・ジャイロコントローラー 無線タイプ(SWITCH用)」で遊んでみました。
タイミング的にも遊ばずには、いられないじゃなイカ……
(C) Nintendo
スプラ3では、メインウェポンによる攻撃がZR、サブウェポンがR、スペシャルウェポンがRスティック押し込みになっています。
なお新型HGのBL・BRには、それぞれL・Rスティックの押し込みを設定しています。
で、実際にプレイした訳ですが、ABXYボタンの違い以上に、ZRの押し心地が違いますね。
マイクロスイッチのカチリとなる感覚があるので、トリガーを引いた、って感じがするし、押し損ねも無い感じです。
また、機能キーであるBL・BRにL・Rスティックの押し込みを設定しているお陰で、スペシャルウェポンが発動させやすい、と言うメリットもありました。
新型HGでは、全体的に操作時のタクタイルが良い感じで堪らないですね。
ただ、タクタイルに関しては個人の好みの問題が大きいので、必ずしも従来型よりも新型HGの方が優れいているって訳でも無いです。
仕様的には従来型の方がマクロが使えたり、と優れている部分もありますし。
結局の所、どちらが良いかはボタンの押し心地のどっちが好みか、で分かれる気がします。
連射ホールドが実装されました!:2022年12月9日追記
新しいファームが公開されました。
今回の更新で連射ホールド機能が実装されたようです。
公式サイトのサポートページから「コントローラー更新ツール」をダウンロードし、zipファイルを展開して実行します。
この時点では未だアップデートボタンは押せません。
コントローラーにUSBケーブルを挿し、Lスティックを押し込んだまま、TYPE-A側をPCのUSBポートに差し込みます。
すると、アップデートボタンが活性化してクリック可能に。
アップデートボタンをクリックすると、更新確認ダイアログが表示されます。
初期がVer.1.23だったのが、Ver.1.32になるようです。
耐久性報告:2023年4月5日追記
使用し始めて約7ヶ月。
左スティックのカバー部分が裂けました。
連日スプラトゥーン3で酷使してた訳ですが……
位置取りの際に左親指の先が痛くなるのを自覚する程度に指先に力入ってる感じなのに加え、持ち方的に下側に荷重かかってる感じなので、その相乗効果で左スティック下側が裂けた感じです。
販売元であるサイバーガジェットによれば、コントローラーの保証期間内(購入してから3か月)であれば無償で対応、それを過ぎたら有償対応との事。
カバー部分だけ交換パーツ送って貰えればなぁ、って感じなのですが、生憎とそういう対応は不可のようです。
有償修理だと元払いでコントローラー本体を送らないと駄目な訳ですが、今回のようなケースだとカバー部分差し替えるだけなので、パーツだけ送って貰えるようになると有り難いんですけどね……
なお、同社でプロコンとか既存のジャイロコントローラーに対応したアナログスティックカバーも取り扱っているんですが、サイズが微妙に違うようでHGコントローラーには非対応のようです。
HGコントローラー対応のアナログスティックカバーも出てくれると良いのですが……
とりあえず、現状の裂けた状態でも今の所操作自体に支障は無いので、一旦様子見しておこうかと思ってます。
左スティックのカバーが裂けた以外には、特に不調な部分等は出てきてませんね。
ボタンがヘタったりチャタったり、って現象も今の所起きてません。
また何か問題が出たら追記したいと思います。
1年が経過しました:2023年9月13日追記
ゲーミングコントローラー HG 無線タイプ を使用しだして1年が経過しました。
前回裂けた左スティックのカバー部分ですが、その後さらにヒビが入り一部が剥がれ落ちる結果に。
この状態で暫く使用していましたが、裂けたカバーの部分が指に当たると痛いので、カバーを全部剥がすことにしました。
カバー自体は単に被さっているのではなく、糊付けされている感じで、剥がすのに若干苦労しました。
現状、左スティックはカバーなしの状態で使用しています。
中途半端に剥がれたカバーで使うよりは指も痛くならず快適に使用できている感じですね。
1年間使ってきてみて、左スティックのカバーが裂けた事以外、不都合は起きていません。
ボタン類の方はヘタる事も無く、チャタる事も無く、変わらず問題なく使用できている感じです。
スプラトゥーン3が1周年を迎え、発売されて以降、ほぼ毎日のように、このゲーミングコントローラー HGも酷使されてきた訳ですが、高耐久を謳っているだけの事はあるのか、マイクロスイッチの方は依然快調なまま。
スティックカバーについては、筆者の使い方(スティックの下から押し上げるような操作の仕方)にも問題があるような気はしますが、もう少し耐久力があると嬉しい感じですね。
まぁ、この辺りの部品については消耗品だと思うので、自分で交換出来るようにカバーパーツが別途販売されたりすると良いのですが……
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購入金額
0円
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購入日
2022年09月03日
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購入場所
サイバーガジェット
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