懐かしい SX68サウンド のロゴマークが添えられた CBS SONY
当時の販売価格は2,100円です。
Simon before Garfunkel というタイトルは 日本のCBS SONYが,勝手につけたものらしい。
本国では当時の恋人：ケーシー（キャシー）と焚き火を挟んで向き合うカラー写真だったらしい。
それの裏焼き写真が 後にCDとして販売されていたり。
ユダヤ教の教会が焼き討ちにあう内容を歌った He was my brother など
社会的に問題視されるから ポールは自ら廃盤扱いとした物を
日本人は英語を解さないから、宗教に対して寛容だから、ユダヤ教といってもピンとこないから
日本での販売を許したとレコード添付のライナーノーツには書いてあったのに
後に来日したポール自身がレコード店に並ぶこれを見て 抗議したとかしないとか。
全編 ポールがアコースティック・ギター一本で弾き語るモノラル録音。
おそらくはオールドマーチンの素晴らしい響き。
名曲を耳コピーするには最適のイチ枚だと思いますが
どうして今 このレコードを持ち物登録したのかは 理由があるんです。
フレンドリー俳句？
もしもモノラル専用フォノカートリッジを持っていたら どうなんだろ？
もっと良い音で聞くことができるのだろうか？ わからないままです。
声の響きが コンソールで後付されたものか スタジオの響きなのかは判りませんが
ギターの耳コピーには最高といえる演奏と録音です。
紙ジャケットの見開きに見えますが 実は 同じものが２枚あるんです。
屋号にポール・サイモンの別名ともいえる Rhymin' を拝借していますので
これ差し上げます ということも多いんです。
すぐに見つからなかったのですが 棚のどこかに 件のカラー写真を使ったCDもあるはず。
B面 ５曲目 CDで数えるなら１０曲目に相当する
A simple desultory philippic 邦題 簡単で散漫な演説
パセリセージローズマリー＆タイムにも収録されている ラップ調の曲があります。
歌詞の最後の方に
Find yourself a friendly HAIKU という節があります。
このHAIKU は もちろん 日本の俳句を指しているのですが
季語の概念はともかく ５７５の文字（音）という縛りがある文学を
英語文化は どのように理解しているのだろうか？
しばしば 世界でイチバン短い詩と紹介されることもある 俳句
難解な日本語を解さずして どのようにポールは俳句を理解していたのだろうか？
他の文化圏の方々は どのように？
半世紀近く持ち続けていた ぼんやりとした疑問に 少し光が差し込んだんです。
真っ暗だった道を照らしてくれているのは この本 Senryu
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購入金額
2,100円
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購入日
1975年頃
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購入場所
十字屋
jive9821さん
2022/07/31
私が持っているものは1973年のリイシュー盤で、こちらは
最初にリリースされたUK盤と同じデザインでした。
「Find yourself a friendly haiku」は対訳を読んでも何か
意味的にピンと来ない一節でした。日本人の感覚で俳句を
捉えてしまっているからなのかも、とご紹介の書籍を拝見
して、何となく思い当たった感があります。
フェレンギさん
2022/07/31
日本の最初は このモノクロのジャケットだったはず あくまでも はずレベルですが、、。
「Find yourself a friendly haiku」が示すものは 当時の恋人キャシーが
そうとう寡黙な人だったので、彼女を指している と読んだこともあります。
ただ 詩の内容に注目が集まるポールなんですが
楽曲を仕上げる時は メロディ 韻 を重視しているとも聞きますし
件の曲の 韻の多用から考えると 深く考えないことが良いのかもしれませんよね。