安価で且つ高音質と評価の高いifiの「ZEN DAC」を入手しました。
4.4mmペンタゴンジャックをこの価格帯で投入し、かつA/D変換も、評価の高いチップを使用するなど、安かろう悪かろうではない点が魅力です。
とはいえ、6.3mm標準ジャックの音声は余りよろしくないのではと言う意見もありました。
上記を踏まえてレビューを書いていこうと思います。
箱形ではありません
ifi ZEN DAC シリーズ共通ですが、楕円形の筐体になります。その中でシグネチャーモデルと評される物はやや青色に塗装されていますが、こちらは普通のタイプになりますので、前面は銀色無塗装、筐体を包み込む部分はやや緑がかった物になります。
通常、オーディオ機器は長方形の箱形の物が多いのですが、こちらの筐体のデザインも申し分ないと言えるでしょう。
天板の「ifi」の文字が印象的ですね。
また、筐体そのものはアルミ合金で作られているそうです。
左ボタンからゲイン切り替え、バスブースト、ボリューム、6.3mmジャック、4.4mm5極ペンタコンジャックとなります。
インイヤー型や開放型ヘッドホンの場合、バスブーストをオンにすると良い感じで低音が強調されます。on/offだけなので、効果をいじくることは出来ません。
ボリューム背後には、受信した信号によって色が変わるようにLEDランプが付いていて、受信信号によって色の変化があるようです。
バランス接続前提です
6.3mm標準ジャックも付いていますし、標準>ミニの変換プラグも付いていますが、本機を使用する場合は、4.4mmバランス接続が前提と言って良いと思います。
バランス接続すると、音場が広がり、かつ繊細な部分でより細やかな音が出ます。逆に言えば、通常のジャックを使うのであれば、本機よりも多少価格設定が高いフォステクスなどのアンプも視野に入れるべきかと思います。
さらに純正ACアダプタを追加すると・・・
本機はバススルー接続だけでも動作しますが、11,000円もするACアダプタが販売されています。
こちらを使用することで、USB電気回線に付随するノイズだらけの信号がカットされ、また、十分な電力が得られることで、音の厚みが変わってきます。
惜しむらくは子のACアダプタがもう少し安ければという感じですが、音沼への序曲として使用するのが好ましいかもしれません(^.^;)
ひたすら音沼へ飲み込まれていく製品
本機は概ねどこの店舗でも\22,000-で販売されており、上記ACアダプタも\11,000-しますので、基本¥33,000-がスタートラインになります。
次に控えしはZEN CANというパワーアンプかと思います。
こちらも、ACアダプタ接続前提なので、概ね\40,000-程度かかりそうです。
また、Bluetoothで音楽を拾える機種もあるため、相当程度出費しなければならないかもしれません(私はBluetoothの筐体は買わないつもりです)。
さらに、USBケーブルを付属のケーブルを使わずに、オーディオ用の物に差し替える、USBノイズをキャンセリングしたり、最適化させるためのアダプタ2種などを投入すると、完全に沼にはまってしまうことでしょう。(;'∀')
注:購入金額はACアダプタ込みの物を表記しています。この製品だけでしたら、\22,000-で購入可能です。
2022/02/08追記
ZEN DACのSignatureモデルが気になってきてしまいました。セットで買うと約9万円なのですが、あれやこれや付いてきて、かつ、音質向上のための部品(Panasonic OS-CON)等を使用していると知り、今のシステムからZEN CANを購入してグレードアップを図るより良い感じがしてきました。
エリックサティのピアノ曲をCDからflack44.8KHzに変換した物を聞いたとき、ボリュームノブを結構大音量側に回したら、S/Nが悪いと感じたのでCDのせいかもしれませんが、やはりワングレードアップした音を聞いておきたいという欲望に負けつつあります。これがオーディオ沼なのですね(´;ω;`)
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購入金額
33,000円
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購入日
2021年12月15日
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購入場所
ヨドバシ.com
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