製品を開封してすぐベンチマークをとりました。カードの容量は空の状態です。

カードリーダーはTranscend TS-RDF5Kを使用しました。

読み込みは90MB/sと、カードリーダー側の限界と思われる数字まで達しています。

書き込みも60MB/sとそこそこ速いです。V30の最低保証速度が30MB/sなので、その倍は出ているということになります。

デジタルカメラやスマートフォンでの写真、動画の保存用途には十分な性能です。

今後、速度やデータの保存状況に変化があれば追記します。

また、Samsung Card-UFD Authentication Utilityで正規品のチェックができます。

SSD ツール＆ソフトウェア | タイプ別 Download | サポート | Samsung Semiconductor
https://www.samsung.com/semiconductor/minisite/jp/support/tools/#download_tab_0101_anchorpar5-st_semi_down_list_ex

microSD本体に性能表示が複数あり、理解が難しくなっているのでまとめてみました。

誤りがあればご指摘いただけると助かります。

microSDXCの横の「I」マークは、UHS-Iに対応していることを示す表示です。

UHS-Iは規格上の転送速度が104MB/sを意味します。実際の転送速度はカードの性能によります。

Uの中に3と書いてあるものは、UHSスピードクラスのClass3に対応していることを示す表示です。

書き込み速度が最低30MB/s以上あることを意味します。

今後は後述のビデオスピードクラスに統合されると書かれています。

V30は、ビデオスピードクラスV30に対応していることを示す表示です。

動画撮影を確実に録画できることを示すための表示です。

V30は、書き込み速度が最低30MB/s以上あることを意味します。4Kビデオの撮影も可能とされています。

A2は、アプリケーションパフォーマンスクラスA2に対応していることを示す表示です。

メモリーカードに保存されたアプリケーションの実行速度に関わってきます。

A2は、それぞれ最低処理速度が読み取り4000IOPS、書き込み2000IOPS、シーケンシャル処理速度10MB/sを意味します。

参考

バスインターフェーススピード規格/大容量データ転送と、高画質高速連写撮影のための規格 | SD Association
https://www.sdcard.org/ja/consumers-2/about-sd-memory-card-choices/bus-interface-speed-standards-for-large-size-data-transfer/

スピードクラス規格/動画撮影のための規格 | SD Association
https://www.sdcard.org/ja/consumers-2/about-sd-memory-card-choices/speed-class-standards-for-video-recording/

スマートフォンアプリ実行用 アプリケーションパフォーマンスクラス | SD Association
https://www.sdcard.org/ja/consumers-2/about-sd-memory-card-choices/application-performance-class-for-running-smartphone-apps/