PC① から PC② へ音声をタレ流し(要は音声ストリーミング)をしたくて実験用に購入しました。
イメージはトランシーバーの送信機(PC①)と受信機(PC②)です。
使用する PC の OS は Linux になります。
パッケージ
本体
接続時(LEDが常時点灯、使用中は点滅します)
PC① に、USBサウンドカードを接続してマイクを装着します。
ソフトウェアの ffmpeg で PC② に向けて UDP 送信します。
PC② はソフトウェアの ffplay にて待ち受け状態にしておきました。
結果、PC① で拾ったマイク音声が 13 秒後くらいに PC② で再生されました。(´;ω;`)
ちなみにコレに費やした時間、10時間くらい。
libfdk_aac の aac_low(AAC-LC) プロファイルでは動作するが、aac_ld(低遅延AAC) や aac_eld(強化された低遅延AAC) は ffplay で反応がなかった。
正直、実用的ではない。実験は失敗に終わった。
AAC ではなく、Opus という音声コーデックがあるので、後日そちらも試してみたい。
# lsusb
Bus 001 Device 003: ID 8086:0808 Intel Corp.
★2021-08-11 追記
video:libx264、audio:libfdk_aac の設定で13秒遅延だった。
ffmpeg と ffplay に -fflags nobuffer -flags low_delay を追加したら10秒遅延になった。
続いてOpus。コーデックオプションは -application lowdelay を指定。
試したら10秒遅延だった。
ビデオコーデックを使用していたので音声コーデックのみにしたら6秒遅延までいった。
遅延3秒くらいまで縮めたいが ffmpeg では限界な気がする。
エンコード+デコードでの音声ストリーミングはダメなのか。
やはり生データを転送すべきか。
調べたらVBANプロトコルというUDP送信するものがあるようです。
どうやら送信用と受信用のアプリケーションがあるそうで。
Linuxで使用する予定ですが、それ以外にWindows、iOS、Androidにも対応しているとのこと。
次はそちらを試してみる。
★2021-08-12 追記
こちらでレビュー。
★2021-08-17 追記
2個目も中古で購入した。メルカリで340円。
ロットが違うのか、ジャック部分が色分けされていいかんじ。
この製品、もともとハンダ付けというか接合がよろしくなくて、USBオス部分がグラグラします。
プラケースを開けて見ると下記のようにハンダがされていません。
2個目のロットではUSB端子と接触しそうで危なかったので、接合し直しました。
# lsusb
Bus 002 Device 012: ID 1b3f:2007 Generalplus Technology Inc.
1個目と2個目のUSBデバイスのベンダーID (VID)とプロダクトID (PID)が違う!?
同じパッケージでも中身が違うということか。
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購入金額
490円
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購入日
2021年08月05日
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購入場所
Amazon.co.jp
solunarisさん
2021/08/17
もし、ローカルのみでの遅延の解決法をお探しならば、映像の方が主体とはなりますが、
NDIあたりを使ってみるのも良いかもしれません。
同一ネットワーク内に限れば、使用した感触としては、極端な遅延は無さそうでした。
インターネット越えもやり方によっては可能な様です。
OBSやvMIXなどの配信ソフトに組み込んだりとかも出来ます。ご存じだったらすみません。
機器類が高いのが難点ですが、Win及びMac版の NDI Toolsについては無料の様です。Linux版は不明ですが…。
かもみーるさん
2021/08/17
VBAN Receptor & Talkieでも遅延が1秒未満なので全然問題ないです。
というより、最終的に5V駆動のRaspberry Pi 同士での動作を想定しているので、Linuxに対応していないとテストしようがないです。(´;ω;`)