ちょっとした事情があり、急遽Core i3-6006Uを搭載したノートPC、DELL Inspiron 15 5100に強化を施すことになりました。
動作速度全てに問題があるレベルだったのですが、メモリーが4GB、ストレージがHDD 1TBという構成でWindows 10 v20H2を動かしていたため、メモリーの増設とSSD化は避けられないというところです。
SSDについては、先日買っておいたWesternDigital WD Blue WDS500G2B0Aをそのまま回すことにしたのですが、1枚8GB以上のDDR4 SO-DIMMにストックがありません。
そこで通販で手頃なメモリーを探したのですが、ここで問題となったのはInspiron 15はDDR4-2133という規格のメモリーが決め打ちで指定されているということです。今時主流は少なくともDDR4-2666以上ですので、DDR4-2400以下はむしろ割高感があります。
そこでPCメーカーであるhpの純正メモリーであれば、恐らくSPDに規定されている規格の幅も広いのではないかと思い、hp S1 DDR4-2666 8GBというものを購入してみることにしました。
2枚組にも対応するブリスターパッケージに1枚だけ収納されています。これを2枚買うというのも、あまり地球環境に優しくない気がしてしまいますね…。
パッケージには封印シールが施されていました。何故か妙に厳重です。
DRAMチップ上の印刷にhpのロゴが入っています。PCを使い始めるまでに時間が全く取れなかったので、このチップの素性を詳しく調べることは出来ませんでした…。
DDR4-2666ながら、DDR4-2133できちんと動作
Inspiron 15 5100は筐体の構造などはInspiron 15 3000と共通ということで、Inspiron 15 3000のサービスマニュアルを見ながら作業を行いました。
メモリーの増設やストレージの交換は全く考慮されていない構造でしたので、サービスマニュアルが無いと正しく分解することは困難でしょう。まずはキーボードを外して下に隠れているネジを外してフラットケーブルも外し、底板から見える範囲のネジは全て外した上で、はめ込まれた底板を爪をこじりながら外していきます。
底板を全て外して、マザーボードをむき出しにした状態で初めてメモリーの増設やストレージの交換が可能となります。
Inspiron 15 5100はSO-DIMMスロットが2つ用意されていて、標準状態では片方のスロットに4GBモジュールが1枚だけ装着されています。この標準装着のモジュールを外して、今回用意したhp S1 DDR4-2666 DO-DIMM 8GBを両方のスロットに1枚ずつ装着します。
装着が終わったら、元通り組み立ててWindowsを起動してみます。
タスクマネージャのパフォーマンス欄で確認しただけですが、結論から言えばこのモジュールはきちんとDDR4-2133で16GB分正しく認識されていました。Inspiron 15 5100のメモリー増設には、最近ではDDR4-2400を使うのが一般的ですが、hp S1であればDDR4-2666表記のモジュールでも問題なく動作することが確認できたことは収穫です。
メモリーの増設とHDDからSSDへの交換で、何をするにしても話にならないくらいに動作が遅かったInspiron 15 5100も、十分実用的なパフォーマンスを手に入れることが出来ました。さすがにWindows 10 v20H2の64bit版を動かすのに、メモリー搭載量が4GBでは少し厳しいということがわかります。最新の高性能CPUと高速SSDであれば多少は違うのかも知れませんが…。
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購入金額
4,048円
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購入日
2021年07月04日
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購入場所
ツクモ
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