先日掲載したWALKMAN NW-A105HNは、元々このケースのプレゼントに応募するために買ったと言っても過言ではありませんでした。初代WALKMAN TPS-L2デザインケース付きのNW-A100TPSは、通常のNW-A105よりも大幅に高価だったのですが、こちらは購入特典プレゼントということで追加出費なしという魅力がありました。
購入後、まだ本体の電源も入れないうちに早速応募したところ、GW明け数日で到着しました。
恐らく、当時のマニアの方であれば、この写真の時点で違和感を覚えるのではないでしょうか。
印刷されている通り、WALKMAN WM-2を模して作られているケースなのですが、実はWM-2は「WALKMAN II」という愛称が付いていて、本体ロゴも「WALKMAN II」なのです。型番まできちんと印刷しているのであれば、そこはきちんと再現していて欲しいところでした…。
(追記)
私の記憶では、WM-2のロゴは「WALKMAN II」だったのですが、調べてみると実際にはどうやら製造時期等によって「WALKMAN」と「WALKMAN II」が混在していたようです。従って「II」が無いのも間違いとはいえないようです。
細部の違いが結構大きい
それでは、実際にNW-A105HNと組み合わせてみましょう。
NW-A100シリーズに用意されているカセットデザインを有効にしておくことで、きちんとテープ再生状態を模した外観にすることが出来ます。さすがに縦横比の問題などもあり、テープの見え方は本物に忠実とは言い切れない出来ですが。
さすがにこの面は作り込めませんでしたね。操作ボタンのレイアウトは全く違いますので、ここの再現は放棄せざるを得なかったことは理解できます。
こちらの面については、ロゴ以外に大きな不満があります。本物のWM-2は本体上部に出力端子が用意されていますが、NW-A100シリーズは出力端子が下部にあります。そのため、このようにイヤフォンが本体下に接続されている形となってしまうのです。本物は当然上にコネクターやケーブルが見えるわけです。
どうせ操作ボタン類の再現を放棄するのであれば、ここは上下を入れ替えてデザインして欲しかったところです。実は本物のWM-2は本体上部真ん中付近に端子があるため、どのみち再現は困難なわけですが…。
先日試聴したまるでジョークグッズのようなDAP、Oriolus DPS-L2の方が、むしろオリジナルデザインの再現に熱心だったという印象を受けました。
こちらはスイッチ類の動きまである程度再現しているため、操作性が犠牲になっているというほどの徹底ぶりでした。
今回の主役であるレトロWalkmanケースについては、販促用のプレゼント品ですから、作り込みにこだわるほどの理由がなかったというのも理解はできますが、どうせならマニア心をくすぐる完成度が欲しかったところです。
-
購入金額
0円
-
購入日
2021年05月12日
-
購入場所
SONY
けんぼ~^^さん
2021/06/01
初代はヘッドホンのケーブルにボタンがついていて、押すと音量が小さくなって、本体のマイクで収音した音が聞こえる、という画期的な機能がありましたね。
当時聴いていた音楽とかいろいろ思い出しますね。
jive9821さん
2021/06/01
実は私の知識はこの辺りは後追いで、リアルタイムで記憶に残っているのは
WM-109辺りからなのです。しかも当時はAIWAやSHARPの製品を使っていて
WALKMANは展示品で見ていた程度でした。
初代TPS-L2はヘッドフォンを軽くすること、外部の音をある程度聞き取れること
を命題としていたという話は聞いたことがありました。恐らくそのための工夫
だったのでしょうね。
結局カセット時代のウォークマンは、20周年記念モデルWM-WE01を買った
だけに終わりました。DAT WALKMANは何台も使ったのですが…。
がじおさん
2021/06/02
jive9821さん
2021/06/02
これがあったのでNW-A105HNを買ったのですが、欲を言えばもう少し
マニア心をくすぐる完成度があれば、というところでしょうか。
もちろん、プレゼント品としては気が利いた企画だったとは思いますね。