現在、寝PCとしては、TV
に繋いだキューブ型PC
を使っている。
時々調べ物はするが、寝る前にVTuberの動画をみたり、自作系PCショップの配信を垂れ流したりしていることが多く、あまりキー入力が多いわけではない。
現在の入力装置としては、キーボードとタッチパッドを兼ねるLogicoolのk400r
を使っているが、以前はミヨシのトラックボール付きワイヤレスキーボード
を利用していた。
このキーボード、大きさもキー配置も言うことなかったのだが、寝具のそばで使うから綿埃が入るのか、そのうちトラックボールの動きが怪しくなってきた。
分解清掃すりゃいいだろ...と当初は考えていたが、コイツ、分解してトラックボール部分に行き着くのが難易度が高く、旧来のボールマウスのボール周辺を掃除するように簡単には清掃できない。
それでも数回はチャレンジしたが、トラックボールの動きの渋さ(厳密にはトラックボールの動きに合わせて動くはずのポインタの動きの渋さ)は完全には解消せず、その部分の改善は諦めた。
そして、「トラックボールは物理的に動く部分があり、どうしてもボールと外構造の間に隙間が必要、さらにマウスと違って隙間が上向きなのでほこりが入りやすい」「この隙間がないタッチパッドであれば寝PC用の入力機器としてマッチングがよいのでは?」と考えた。
さらに「どうせ、いったんPC起動した後は、ブラウザ立ち上げて、つべやニコニコのリンクからたどっている操作がほとんどなので、マウス機能(タッチパッド+左右キー)があればOK....無線キーボードではなくて無線タッチパッドで良いのでは???」と考え始めた。
でも改めて探すと、「単品の無線タッチパッド」って多くなく、一部用意されているものも、5000円ほどしたため、タッチパッド付無線キーボードが買えそうな価格。
そんなとき、アキバ徘徊中に出逢ったのが本品。
iPazzPortのコンパクトキーボード+タッチパッド、「Wireless Handheld PC Keyboard and Mouse Touchpad」。型番は隅から隅まで探しても見つからないw
キーボードは、マウスの左ボタンに当たるキーや、カーソルキーやエンターキー、SF(入力切り換え)キーなど特殊キーまで入れても48キーのミニミニキーボードで、これ単体ではできないことも多い。
Caps (Lock)キーはあるが当方の環境では大文字にならない(後述)
ただ、マウス機能付タッチパッドにキーボードが付録についている、と考えればアリかな、として、入手してみた。
大きさ的にはちょっと幅広めだが、おおむねスマホクラスの大きさ。上半分がタッチパッド、下側にキーボードのボタンがついていて、その間に左右マウスボタンに相当するキーがついている。無線方式は2.4GHz。
タッチパッドは多点タッチには非対応。ただしマウスボタン押しながらの操作(ウインドウ掴んで移動など)はできる。
キーボードはとてもとても特殊で、一応QWERTY配列ではあるのだが、文字キーの部分は原則3列で、フルキーボードで一番上に当たる数字列はない。また、全ての文字キーが二重の意味を持っていて、Qは!、Aは1、Zは6など左側の文字キーは一番上の数字列を分けあって担保、逆に右側の文字キーはHと+、Jと-などフルキーボードでは右端となる記号キーと入力をシェアしている。カーソルキーはスペースキーの左右に分解されて配置され、Delキーはスペースキー左上、ESCキーは左下に押し込めてあるなど、いわば「ムリヤリ」配置。
また半角/全角や変換などの日本語キーはないので、みるからに入力は「オマケ」と言う感じ。
ただ原則半角英数になるパスワード程度は入力できるかな...と考えて入手。
使ってみると、
・大きめの手なら、片手で持って親指だけでカーソル操作ができる
・バッテリーの保ちは結構よい(公称75時間だが、そこまでは保たないものの数晩は保つ)
・反応距離も結構ある(公称10mらしい、こっちは試してないが)
・マウスの左右ボタンがあるので、ブラウザ経由の動画視聴のみならソコソコこれ単体でOK
と言う感じで良い面も多い。
ただ、
・タッチパッドのdpiが低くく、フルHDのディスプレイでは何度も「たぐる」必要がある
・入力にはキーボードの複数キー押しが必要な文字が多く、あまり使う気になれない
・大文字が打てない
とイロイロ使いづらい点も....
キーボードはそもそもオマケのつもりだったので、もともと期待は大きくなかったのだが、「Shift」キーがないので素では大文字が打てず、大文字混じりのパスワードすら入力できない(対応外OSのWindows 10だからかもしれないが、Caps Lockも効かない)。
ただ、買うときは「日本語は打てないだろう」と思っていたのだが、実は「通知領域」のIMEをクリックして起動することはできて、それを使えば「(スペースによる)変換で」大文字を入力することができなくはない。
しかし、パスワード入力時にはIMEが効かないモードの場合も多く、この方法だと無理なこともある。
さらにタッチパッドのdpiが低いので、希望の位置までカーソルを持っていくには何度もパッドにタッチする必要があって不便で、結局タッチパッド付きキーボードに買い換えたワケ。
dpiさえ変えられれば、ワイヤレスタッチパッドとして、UMPCの補助入力装置などとしても使えるのになあ...(ちょっとレシーバー大きすぎるかw)
キー照明ボタンは単独であるのに、何故にシフトボタンがない?(キー照明オン状態)
イロイロ惜しい製品でした。
...Win7ですらデフォルト対応外OSなのでそれのせいかなぁ...
【仕様】
・直接拡散方式(DSSS)2.4GHz帯
・外形:85mm × 135mm × 10mm
・重さ:60g
・内容物:キーボード/タッチパッド本体、USBケーブル、USBトランスミッター、マニュアル
・対応OS:Windows 2000 / XP / Vista、
Linux(Debian 3.1-、Redhat 9.0-、Ubuntu 8.10-、Fedora 7.0-)
タッチパッド部分のdpiがもう少し高ければ....
片手で持てる大きさなので、親指1本でタッチパッドを操作したいが、それにはdpiが足りず、複数回「たぐり」になってしまうことから、結局使わなくなった。
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購入金額
2,980円
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購入日
2014年頃
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購入場所
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