レビューメディア「ジグソー」

バイオリン用でありながら、二胡の癖もよく表現できる

バイオリンの著名な弦メーカー、ピラストロの松脂です。

同社製のOLIVという弦にあうように開発された製品だとか。

 

前の松脂を落として粉砕してしまったので、二胡の先生のオススメで買ってみました。

 

 

■硬さ

島村楽器の解説によりますと、バイオリン用の松脂としては柔らかい部類です。

 

二胡の先生は、サラっとしていて引きやすく、コントロールもしやすいと言っていたのですが…

実際使用した感じでは、塗った感触も、弾き心地も、まるでチェロ用。

 

参考ホームページ:島村楽器
https://www.shimamura.co.jp/shop/shizuoka/winds-strings/20170626/496

更新: 2021/05/17
価格

割高感はあるけど、

バイオリン用の松脂としては、最も高い部類です。

定番で安価な商品はたくさんあります。

 

が、プロ御用達の品質を、長年変わりなく作り続けるにはこれくらいしても当たり前なのでしょう。

天然の素材が材料というのですから、なおさらですね。

 

通販でかなり割安で販売されているところもありますが、保管状況等わからないので、信頼できるお店での購入をオススメします。

更新: 2021/05/17
音質

二胡ならではのオーガニックな音も表現できる

さすが世界的な二胡奏者も使う松脂。

 

バイオリン用でありながら、二胡らしいオーガニックさもきちんと引き出してくれます。

 

大きな音が楽に出る点も、音が小さな二胡としてはうれしいところ。

更新: 2021/05/17
コントロール性

この松脂を使いこなせれば上級者

弦への食いつきがいいため、スタッカートなどの素早い切り替えはとても楽になります。

 

一方、弦の上で滑ってる状態から、完全に食いつくまでのコントロールに神経を使います。

ベルナルデルなどカリっとした松脂のように扱いますと、簡単に「ウルフ音」や「ガリっと音」が出ます。

 

この松脂でどんな表情でも表現できるようになれば、上級者の仲間入りです。

更新: 2021/05/17
おすすめ度

目的によるが、もっと適切な松脂がある

二胡の先生が来日したころ(30年前)は、二胡用品はほぼ日本にはないし、バイオリン用もここまで種類が豊富ではなかった頃。

この松脂はベストチョイスだったでしょう。

 

ところが2021年現在は、バイオリン用も、チェロ用も、二胡用も、たくさんの種類が日本でも入手可能です。

体には悪そうですが(笑)

 

 

入手性の良さや、ボリュームを稼げるなどから、人前で演奏する人にはうってつけでしょう。

  • 購入金額

    2,288円

  • 購入日

    2021年05月17日

  • 購入場所

    クロサワ楽器

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