娘夫婦が新築分譲住宅を購入し、[テレビの受信はどうするの?]という話から[今時,魚の骨のようなアンテナを屋根の上に立てるのはどうもねぇ]という話になり[インターネット回線を引くならフレッツテレビ(NTTがやってる光回線TV受信サービス)で良いんじゃないの?月額750円かかるけど,アンテナを屋根に立てたら、うん万円は掛かるし]と言う事でドコモ光を申し込んだついでにフレッツテレビもお願いしたのだが、9月の中旬に申し込んで、既に1月以上経っても音沙汰無し・・・ついに引越間近となってしまった。
インターネットは諦めるとしてもテレビのない生活は困ると言うことで、急遽アンテナを設置することにした。幸いなことに外部アンテナ線の引込口がベランダのすぐ脇に設置されていて、同軸ケーブルが巻き溜めされてるのも確認している。
実は仕事はインターネット屋さんなのですが、子供の頃は5球スーパーラジオを組み立てたりする「ラジオ少年」でアマチュア無線などもやっていました。建て替え前の自宅の地デジアンテナの切替やBSパラボラアンテナの設置は自分でやっています。
今回は、テレビ塔の方向からベランダにアンテナが設置可能で安全に作業できることが解ったのでアンテナを設置することにしました。
素人がアンテナ工事をDIYで行う場合、屋根の上など高所の設置作業は大変危険ですのでオススメしません。屋根上工事は専門の工事店にお願いしましょう。
アンテナの選定
2階のベランダと言うこともあり、魚の骨タイプ(正しくは八木式と言う)のアンテナは美観からも安全性からも不向きなためデザインアンテナと呼ばれる平面型のアンテナを選ぶことにしました。
また、屋根上と違いアンテナの高さがないため強い電波が来ないと判断、ブースター付きを選びました。地デジがUHFなので低くても反射など回り込みが期待できる点とアナログと違いデジタル信号はブースターでの悪影響(二重やノイズ)が出にくいからです。
ただ、ブースタ付きの平面アンテナの価格は2万から3万になります。
そんな中、DXアンテナの地上デジタル放送用アンテナ(26素子相当) ブースター内蔵UH26BAと言う製品が6千円台と格安で、同じDXアンテナから出ているUAH261Bは、同機能ですが13000円弱と倍近く価格が違うので、とりあえずダメ元で安い方を買って見ました。
ネットで色々調べましたが、表面のロゴデザイン以外違いは見当たらず、ただしDXアンテナのカタログにはこの型番の製品はないようです。
アンテナ取付に必要な部材は全て揃っている
アンテナマストや壁付け用ネジなど以外は全て揃ってるので、アンテナ取付業者向けの製品なのかも知れません。今回はDXアンテナ製ベランダ取付金具(コンクリート手すり用)MV30ZCを使って取り付けました。
風速50mにも耐える耐風設計
本体も軽量コンパクトで耐風仕様も風速50Mと最近は台風の大型化が懸念されている中チェックしたいポイントです。また、同梱のACアダプタや給電部も小型で場所を取らないのが良いです。
マニュアル通りに行えば小一時間で作業は終わり簡単
前処理として巻き溜めされていた同軸ケーブルはF型接栓で成端処理しておきます。F型接栓はアンテナに同梱されています。また、ブースターの電源は先に接続しておきます。電源は分配器の通電端子が配線されている部屋からおこないます。(通常はリビングとかが多い)
ベランダ手すり用アンテナ取付金具を設置します。外壁に直接金具をネジ止めしても出来るのですが、とにかく新築の家に穴を開けたくなかったのが第一の理由です。(自分の家でも穴は開けたくない)
ベランダ取付金具は、マスト部分とベランダ壁を挟み込むアーム部からなっています。笠木部分にアームを直接乗せて安定させます。アームは笠木に傷かつかないようクッションがついています。
アンテナマストの上部に、アンテナに同梱されている、取付金具を仮止めします。
F型接栓を付属のレンチでねじ込みます。この時、防水キャップは忘れずにケーブルに通しておきます。
防水キャップは、奥までしっかり差し込みます。その後、防水キャップを差し込んだ部分に自己融着テープを巻きます。ただし下部分は絶対に巻かないようにします。中に水分がたまって故障の原因になるからです。自己融着テープは接続部分の防水と抜け止めのために取り付けます。
先に仮付けしたアンテナ取付金具にアンテナ本体の溝を差し込みます。角度を放送塔方向にし、角度が足りないようなら金具自体を動かします。
アンテナの方向を、実際にテレビを繋いで調整します。殆どのテレビには設定の中に[アンテナレベル]を表示する項目があるので、それを表示しながらレベルが最高になるようにアンテナの角度を調整します。調整後、取付ボルトを増し締めして風などでアンテナが動かないようにします。
チャンネルを東京MXに合わせているのはスカイツリーからの電波が一番弱いと言われるチャンネルだからです。実際他のチャンネルは80前後のレベルが出ていました。さすが、ブースターの威力は絶大です。
各取付ネジの増し締めが終わったら同軸ケーブルがぶらつかないようビニテなどで固定処理します。
本当は同軸ケーブルも壁にサドルで固定した方が良いのですが、とにかく壁に穴を開けたくない。
前処理含めても2時間かからない作業でした。
アンテナっぽくないデザインで性能は高く、家の美観を損ねない
リビングに新品の65インチテレビが来たので早速繋いでみましたが、色も鮮明でどのチャンネルも綺麗に映りました。
地上波デジタル用テレビアンテナとしての機能を十分果たし、家の美観を損ねないようなデザインで、取付も簡単で言うこと無し!
今回はたまたま、取付のしやすい場所だったのもありますが、新築で美観を優先したい場合は、オススメの製品です。
でも、家人が本当に見たいのはAmazoneプライムとYouTube だそうです(^^ゞ
インターネット・・早く繋がらないかなぁ
-
購入金額
6,871円
-
購入日
2020年10月15日
-
購入場所
Amazone
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。