今回は、除光液を使ってトナー転写をやってみました
コピー機でコピーした画材を、木とか金属とかに転写する物です。
今回はこれを使ってやってみました
100円ショップのキャンドゥで売っているネイルエナメルリムーバーです
転写することによってオリジナルの格好いい箱が出来上がるって言う寸法です
リムーバーの中に含まれる、アセトンが、コピー機のトナーを溶かして、転写する木部に色移りするという芸当になります
アセトンの入っていない除光液はもちろん使えませんし、インクジェットなどのプリンターで印刷した物も転写出来ません
レーザープリンターもしくは、トナーを使っているコンビニなどのマルチ複合機などで原稿を作りその原稿を転写します
左右反対に転写されますので、原稿は鏡に写った文字のように左右を反転させて作っておく事が大切です
実際にやって見ましょう
やり方は簡単です
手順を書くと
①コピー用紙に原稿を作る(必ずミラーで 、且つ、濃く印刷する)
②転写したい場所に原稿を置く
③除光液をかける
④プラスティックの板を乗せる(クリアファイルで十分)
⑤棒でひたすらこする
以上です・・・(^^)
イメージはこんな感じ
出来上がりはこんな感じ
養生テープがズレて文字が動いちゃいました
赤でしたが、ちゃんと転写出来ます
とりあえず成功したのですが、
100均とはいえ、大のおじさんが、真面目な顔をしてネイルのコーナーに除光液を買いに行くのはちょっと抵抗がありますので、他の物で転写出来ないか確認してみました
まずはペイント薄め液、トナーが溶ければ良さそうですが・・・
続いて、今流行のアルコール
結果は、二つとも何も写らずでした・・・(T_T)
やはり、アセトンでないと、駄目のようです
100%アセトンも試してみましたが、濃すぎても駄目、蒸発するみたいで案外うまくいきません
アセトン対無水アルコールを4対6が良いなんて文献には書いてありますが、このご時世無水アルコールが手に入りません (T_T)
そんなわけで、100均除光液がベターのようです。
では、本番に・・・
プロクソンのバンドソーを持っているのですが、その収納用の箱を針葉樹合板で作って見ました
針葉樹合板は、多分ホームセンターで最も安く手に入る合板です
これを適当に箱にした物がこちらです
殺風景なので、何が入る箱か分る様に写真を転写します
安い合板なので、まずは240番程度のサンダーでサンディングします、(表面の毛羽とかを取る)
下処理が終わったら
左右反対に濃いめに原稿を作ってマスキングテープで止めてこすります
こんな感じで、ひたひたと付けておいて、上にクリアファイルを置いて、端材でこすりました
すると、こんな感じで転写完了
出来上がった箱はこんな感じ・・・
やろうと思えばこんな風に角も出来ます
転写はこれで完成ですが、すれて剥がれるといけないので、表面を亜麻仁油で仕上げました
もちろん、ニスでも良いですが、木の表面が油を含み赤みを帯びますので、濃いめに転写しないと見えないです・・・この辺が難しい
REXONのミニボール盤の箱も作って見ましたが、亜麻仁油が染みこみ、板の色が濃くなる関係でもっとコントラストがあっても良いかなあと、改良の余地を残しました
結構塩梅が難しい
結論から言うと、白黒なら結構いけます・・・が、カラーだと薄い
カラーではっきりさせたい写真などは、アイロン転写の方が向いています
あと、原稿は鮮度が命です、どうやらトナーは出来上がりから少したつと、用紙にどんどん定着していく様で、アセトンに溶けにくくなる様です
原稿を作ったらすぐにやりましょう
用紙はコピー用紙よりインクジェット専用紙の方が、トナーのハガレが良いようです
コンビニだと紙の持ち込みは出来ませんが、おうちのレーザープリンターならおすすめです
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購入金額
110円
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購入日
2020年08月17日
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購入場所
キャンドゥ
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