Intelが販売していた(る?)サーバー向けCPUです。
2014Q3の発売、第4世代Coreと同じHaswellアーキテクチャです。
12C/24T、2.6GHz、TDP135Wになります。
Webサイトで調べてて気づきましたが、Core i7-4770Sのほぼ3倍です。
4770Sが4C/8T、2.5GHz、TDP45Wなのです。
E5-2xxx系は2ソケットに対応していますが、2ソケット必須ではありません。
1ソケット用のマザーボードでも、BIOSさえ対応していれば動くようです。
ちなみにメーカー的にはディスコンになっていません。
新品が手に入る可能性があります。
業務用のコンピュータに多く利用されているからでしょうね。
CPUの載せ替えとベンチマークテストは、土日にでもやろうと思います。
載せ替え
写真を取りそこねましたが、Dell Precision T5810に載せました。
注意点がいくつかあります。
- CPUグリスは塗り直しになりますので、用意が必要です。
- CPUクーラーがネジ止め式なので、太めのプラスドライバが必要です。
- 手順はデルの公式サイトを参照してください。樹脂部品が多いので、ヘタこくと割れます。
- 社外品CPUクーラーを載せる場合は、空間が狭いので注意してください。
67%の性能アップ
交換前:Xeon E5-1650v3 6c/12t 3.5GHz(ブースト3.8GHz) TDP140W
交換後:Xeon E5-2690v3 12c/24t 2.6GHz(ブースト3.5GHz) TDP135W
交換前後それぞれでCinebenchのR15とR20を走らせてスコアを比較しました。
スコアの絶対値だと以下のとおりです。
CinebenchR20だと、より上位CPUのスコアが登録されていましたので貼り付けておきます。
AMDのRyzen7 1700Xをかろうじて上回りましたが、「スリッパ」の第1世代、Ryzen Threadripper 1950Xを下回る結果となりました。
※最上位のXeon E7-4890v2とXeon Platinum8168は、おそらく2ソケット以上使ってます。
交換前を100%として相対スコアを比較すると、どちらも67%~68%の性能アップでした。
温度上昇を調べるためにCinebenchR20を連続で試しました。
試験中の温度はCoreTempというソフトで調べています。
クロックは3GHz弱でした。思ったより上がりません。
スペックシートのブースト3.5GHzというのは、1コアでのブーストだと判断して良さそうです。
コア温度は70度程度に収まりました。
ただしDell Precision T5810の標準状態ではなく、冷却優先でファンの回転数を引き上げてありますので、デフォルトに戻すともう少し温度が高くなるんじゃないかと思います。
80mmと小さめの冷却ファンを使った空冷システムとしては、悪くない範囲だと考えます。
2万円で買ったCPUとしては、悪くないスコアが出てると思います。
おそらく1コア単位だと最新の世代に負けていますが、12コア24スレッドがフル活用できる状況なら今でも悪くない性能です。
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購入金額
20,000円
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購入日
2020年06月19日
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購入場所
ヤフオク
jakeさん
2020/10/24
実験用にサーバーOSを入れたマシンを作ったりとかね。
CPUパワーよりもディスク容量がやばかったです。