レビューメディア「ジグソー」

アイヌ民族から見た、和人の「蝦夷地の征服」を考える

 

蝦夷地の征服1590‐1800―日本の領土拡張にみる生態学と文化 (日本語) 単行本 – 2007/4 です。

 

 

北海道に住む人でも良く知らなかった「和人による蝦夷地の征服」について書いている。

 

まず、我々和人(日本人)はウタリ(アイヌ民族)の視点から世の中を見ることは無い。

 

日本の教育がそうだったのだから、「国民の不勉強」のせいではない。

 

国家の教育が隠蔽して来たのだから仕方がない。

 

日本政府は事あるごとに「アイヌ民族の保護」などと言うが、これは和人の価値観を彼らに押し付けているだけだ。

 

「アイヌ民族の為に日本の教育を」などと言うのは、彼らにとって迷惑この上無いのだ。

 

「ウポポイ」など、アイヌ民族の為ではなく日本人が良い様に利用しているだけに他ならない。

 

(※当然、本書には具体的な「ウポポイ」の名前は出て来ません)

 

筆者は、そう主張していると感じられる…。

 

普段は誰も気にも止めない「アイヌ民族問題」。

 

少しだけ、この機会に誰もが考えてみるべきなのでは無いかと思う。

  • 購入金額

    6,630円

  • 購入日

    2020年04月02日

  • 購入場所

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