アナログデバイセズから発売されている2回路オペアンプです。1回路版はAD8610です。
データシートを見ると、OPA627の特性グラフが一部掲載されており、バーブラウンへの対抗意識が窺えます。
見通しは良いがカマボコ
OPA627と比べると、ややカマボコな気がします。ただ、高価格帯にふさわしく見通しは良いです。
過渡応答(A=1 Vin=200mVp-p f=100kHz Rfb=0 位相補償なし Rl=15Ω ガラエポユニバーサル基板)
24VはOK、30VはNG
電源電圧は±5〜±13Vに対応しています。絶対最大定格が27.3V(両電源では±13.65V)なので、±12Vは大丈夫ですが、±15Vでの使用はできません。差し替えの時はテスターで電源ピン間の電圧を確認してから行いましょう。また、電源電圧は10V(±5V)以上必要なのでポータブル機器には向きません。
この石はユニティゲイン安定なので、モジュールとしての汎用性という意味での汎用性は良いと思います。
また、パッケージはハーフピッチの表面実装品です。DIPのソケットで使うには変換基板が必要ですが、まだ米粒大なので頑張れば手半田できると思います(私は芥子粒大のチップコンデンサを手半田したことがあります……)。
発熱はそれなり
24V駆動のcMoy回路では、外気温24.6℃に対しパッケージ表面温度が30.8℃まで上昇しました。
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購入金額
3,110円
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購入日
2020年03月15日
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購入場所
マルツ大阪日本橋店
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