プチスマートホーム化第二章最後のデバイス。
玄関奥、納戸の入り口に置いたEcho Dot 第3世代、
これでこのエリアでの音声トリガーができたわけだが、「やりたかったこと」はこの部屋の電灯(天井照明)とエアコンの音声コントロール(厳密に言えば個別リモコンレスコントロールだが)。
※のところにスマートリモコン必要(今回設置は右のピンクの※)
そのためにはこの部屋にスマートリモコンを置く必要がある。
前回、スマートリモコン最初の機種だったので、「お試し」でもあり、SWE社(杭州鸿世电器有限公司)のUFO-BS
という安い機種を購入した。
なんだか無駄に長い商品名には「Amazon.co.jp限定」、「Alexa/Google Home 対応」の文字が躍っていたので、「普通につかえるやろ」と購入したが、説明書が難解で、レビューに書いたとおりセットアップには苦労した。
・2.4GHz帯しか使えないので、設定時には都度スマホ側も2.4GHz帯に切り換えなければならないことが明記されていない
・リモコンを学習させる自動スキャンには多く説明を割いているが、それができなかったときのマニュアル設定はほとんど説明がない
・設定アプリ「Smart Life - Smart Living」が、ハードメーカー(SWE社)の製作ではないようで、UFO-BS自体が見つけづらい
・(考えれば当たり前だが)もともとの機器付属のリモコンとは連動しないので、設定を変える(冷房⇔暖房など)ためにはスマートリモコン側での操作が必要だが、明記がない
・そもそも日本語が不自由w
と、一旦設定・理解ができてしまえば問題ない部分ばかりだが、説明書があまりにプアで、最初にくじけそうな部分が多かったので、今度こそは、と、「AmazonでAmazonデバイスとセット売りされているスマートリモコン」を購入した。
スマート人感センサー、スマート加湿器、スマート電球、スマートカーテンなど多くのスマート家電そのものも手がけるSwitchBot社のスマートリモコン、Hub Mini。
内容物は、本体と電源用USBケーブル(アダプタはない)、固定用両面テープと説明書類
日本に会社登録があり、AlexaとGoogle Homeだけではなく、SiriやLINE CLOVAでもコントロール可能なことを謳い、さらにAmazonデバイスとのセット売り製品なら大丈夫かと..
....思った
ンだけど...
やっぱり少々苦闘(^^ゞ
今回コントロールしたかったのは
・エアコン:三菱 MSZ-GV224-W
・電灯(天井照明):ドウシシャ E50-U06D
という2つのデバイス。
居室のように、「おやすみなさい」のひとことで「電灯とテレビを即座に消し、お休みコールを言った後、(点いている場合)2時間後にエアコンを切る...」といった、複雑なことをしたかったわけではなく、個別リモコンでコントロールしていた2つのデバイスを、音声コントロールにしたかっただけなのだが、
・エアコンの(本体側の)リモコン感知力がイマイチで設置場所に苦労した
・ライトがマイナーメーカーだったため、またしてもマニュアル設定を強いられた
という2つの障害が。
前者は多少トリッキーな設置位置を見つけて解決。賃貸物件故、壁にくぎなど打ちたくなかったのだが、エアコン側の赤外線感知力が弱く(感知エリアが狭く)、居室と違って床置きでエアコンと天井照明両方をコントロールできる設置位置が、部屋の中央など「邪魔な位置」しかなかった。また給電に使う壁コンセントも必要だったため、いろいろと設置位置を探った挙句、結局エアコン直下のエアコンの電源ケーブルに引っ掛けて置くということに(スマートリモコンの電源はその真下にある壁コンセントから伸ばす)。これにより、(多少電源ノイズを受けたとしても)感知力が弱いエアコンでも、さすがに受光部数cmであれば確実にコマンドを受け取るし、天井に近いので、天井照明にも遮るものがないため問題なく届き、さらに床に配線が這わないので全く邪魔にならないという絶好のポジション(電源ケーブルに引っかけているだけ、というのは「美しく」はないが)。
この珍妙な位置が必要なのは、エアコンのリモコン受光が角度に厳しいのか、スイートスポットが狭くなっており、エアコン側の問題。
リモコン感知エリアの問題はあるが、さすが三菱、設定そのものはオートでOK
一方後者は(天井照明がドウシシャというマイナーメーカーではあるものの)UFO-BS同様、やっぱりマニュアル設定は、わかりづらいという結果に。この天井照明、安価だったが、調光機能や常夜灯機能などがある。ただ、常時いない部屋で「単なる明かり」だけなので、壁スイッチのように、全点灯⇔全消灯の切り替えだけができればよいのだけれど....
設定は(エアコンともども)「SwitchBot」というアプリで行う。
ホーム(マイホーム)からリモコン登録(名称の「揺れ」はないようにしてホシイ...)
次に、アプリとHub Mini(ハブミニ)を紐づけるが、その画面に設定動画が置いてあるのはかなり親切。
まずはHub Miniをアプリに登録(動画を見るとわかりやすい)
使うHub Miniにリモコンを追加。エアコン(居室のものと区別するため「クーラーヒーター」と命名)は順調に追加できだが、天井照明(おなじく区別のため「でんき」と命名)はだめで、マニュアル設定。照明用のリモコンテンプレートを使って設定完了。
これで、二つの機器のリモコンをスマホに集約するところまでは終了。ここまでは順調で、UFO-BSより全然スムーズだったので、「さすがEcho Dotと同梱品」と思ったのだが....
このままでは二つのリモコンが、「SwitchBot」アプリを立ち上げたスマホに置き換わっただけなので、家の中ではスマホを常時携帯していない自分としては不完全。セットで購入したEcho DotとリンクさせるためにAlexaアプリに登録。
ここからが茨の道だった。
まず、Alexaアプリ
からスキルの登録。「SwitchBot」をスマートホームカテゴリーから探し、連携させる。
連携できたら、デバイスを探してAlexaに認識させる。
「端末」というとピンとこないが、Hub mini含む各デバイスのこと。
エアコン(クーラーヒーター)と天井照明(でんき)を見つけてきた。
ここまでは(照明のマニュアル登録の部分を除けば)順調。さすが、アプリが自社開発とおもった
....のだが。
ここまでで、エアコン(クーラーヒーター)の動作は完璧。もともと居室ではないので、ビミョーな温度調整は必要なく、暑い時にはあらかじめ部屋を冷やして、入って作業中に冷えすぎだな、と感じれば切ればよい(冬は暖房)。この動作は当然部屋をまたいでもできるので、居室のEcho Show 5に「Alexa、クーラーヒーターつけて」というと、納戸でエアコンが始動する。冷えた頃に、納戸に行って、Echo Dotに「Echo、でんきつけて」というと電灯が....
天井照明が....
点かんがなw
何度かやったが、上手くいかないので、問い合わせをしてみることに。するとさすが、アプリと機械が同じメーカーらしく、比較的早いタイミングで返答が。
どうやら自動認識ではなく、マニュアルでリモコンを作った場合は、「シーン」というものを作って、動かす必要があるようだ。
「SwitchBot」アプリの「シーン」で、「でんき」の電源を手動実行するように組む。そうすると...Alexaアプリの音声指示と連動できるように。
ただ連携は完璧ではなく、このリモコンはTVと同じく、電源ボタンを押したときに「今の状態と逆にする」という動作をするため、納戸の電灯が消えているときに「Echo、でんき点けて」というと当然電灯がつくが、電灯がついた状態で「Echo、でんき点けて」というと消えるw(電灯が消えているときに「Echo、でんき消して」でも点灯する)。自分がいるのと同じ部屋では間違うことはないが、居室から遠隔操作するときは若干注意が必要かな。
これで「プチスマートホーム」第二章は完成。
今までは
・居室で音声コントロールで、エアコン・天井照明・TVのオンオフが可能
・TVのチャンネル変更が音声で可能
・台所スペースの扇風機(洗濯物乾燥用)のオンオフが音声で可能
・屋外からスマホで、居室のエアコンの作動ができる(部屋の予冷・予暖)
・屋外からスマホで、扇風機を止めることができる(機能的にはォンも可能)
あたりとそれらの組み合わせが、スマートホーム化の成果だったが、それに加えて
・納戸の入り口や玄関で、納戸奥のエアコン・天井照明のオンオフが音声コントロール可能
・居室から納戸のエアコンの作動ができる(部屋の予冷・予暖)
・居室から納戸の天井照明を切ることができる(機能的にはォンも可能)
・玄関から居室のエアコン・天井照明・TVのオンオフが可能
といった機能が加わって、切り忘れた際にわざわざ部屋に戻って/靴脱いで切りに行くというようなことがなくなった。
ただ、状態監視のモニタリングは連携がイマイチで、スマホのAlexaアプリに表示される、納戸の照明の状態は嘘っぱちw
このあたりが完璧なら、真の「スマートホーム」なんだけどなー....
複数のメーカーのスマートデバイスを使ってみて思ったのは
〇音声コントロールはマヂ便利
〇通常のリモコン範囲を超えた遠隔操作(別の部屋や外出先から)はQOLを上げる
〇複数動作を一つの発声で完結できるのは、切り忘れなどがない
そのためには
・コントローラーとデバイスの名前を被らないように命名する
・リモコンの特性と限界の認識
というようなことに留意する必要がある。
それでも
■複雑なリモコン操作は苦手(TVの入力切替のように入力ボタン⇒入力機器選択というようなもの)
■Alexaアプリなどを用いた機器の状態監視は不完全(できるものと、そうでないものと)
という問題があるため、「人間側が合わせてやる」ことも必要。
日本のメーカーが、この手のデバイスに本格参入しても、すでに安価なものが多くて市場価格が開発費を回収できる状態ではないが、どこかのスマートデバイスメーカーと組んで、自メーカーの製品の対応数・網羅率を上げることと引き換えに、「説明書制作協力」をするのはお互い利があると思うけどなぁ。そのあたりの詰めの甘さが「スマート家電の限界に、人間が合わせる」必要性を発生させているので。
でも1年前から比べるとはるかに便利になったcybercat家。居室のEcho Show 5から繋がるスマートリモコンからコントロールする天井照明(ライト)とエアコンとTV(ティーヴィー)、隣接エリアのスマートプラグに繋がった洗濯物乾燥用ファン=せんぷうき。玄関口に設置したEcho Dotが担保する天井照明(でんき)とエアコン(クーラーヒーター)。もちろんコントローラーと機器の組み合わせは限定ではないので、居室のEcho Show 5から納戸の「でんき」をコントロールしたり、玄関口から居室の「ライト」を消したりもできるし、外出先からあらかじめ「エアコン」付けたり、時間差で「せんぷうき」を止めたり....結構便利になった。
いまのところ、これ以上のスマートホーム化のネタが思いつかないので、いったん打ち止めだけど、これは実家に戻ったらもう少し発展させたいなー。
スマートリモコン2エリアとスマートプラグの3系統スマートホーム完成
相変わらずスマートリモコンはアプリが鬼門
とにかく「マニュアル設定の仕方」を説明書に詳しく書いて欲しい。
あとせっかくのセット売りなら、Echoとの連携の部分をもっとkwsk...(これはAmazont側の努力かも....←セット売りには1枚ペラの説明書をつけるだけでかなり商品価値上がると...)
簡易リモコンモードみたいなのも必要かも。
スマートリモコンでやりたいことは、普通は隠されていてカバーを開けないと見えないリモコンボタンを使うようなレア操作はまず含まれない。
電源のオンオフ、温度や照度の設定、風速や風向調整、起床/おやすみタイマーくらい??そこに絞って簡単に設定できるリモコンがあればよいな。
AmazonでEchoとセット売りされているわりには...
今回Echo Dot側が破格値だったので、セット売りのコスパとしてはギリありだが、この程度の連携具合だと、もっと安いUFO-BSとたいして変わらないので....
ただ、アプリが自社開発なのは、トラブル時にはレスポンスが良く、それらユーザーサービスまで入れれば★4かな。
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購入金額
2,662円
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購入日
2021年06月22日
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購入場所
Amazon
かもみーるさん
2021/11/26
温度感知で一定温度まで下がるとエアコンの暖房入れるとかは便利です。
カーテンも決まった時間に起床するのであれば、起床前に朝日を浴びられるので便利です。
cybercatさん
2021/11/26
実家ならいいでしょうねー。