実は購入時点では、DDR4 SO-DIMMを使うPCを1台も持っていない状況でした。
ただ、大手DRAMメーカーの純正モジュールで、その割に実売価格が異様と思えるほどに安かったので、買い置きしておいたところ活用先のPCを入手することが出来たということになります。
先日掲載した、圧倒的なお買い得度を誇ったノートPC、DELL Vostro 15 5000(5581)は、購入時点でメモリモジュールはKingston製のDDR4-2666 8GB SO-DIMM 1枚だけでした。
8GBという容量自体は、メーカー出荷状態としては標準的で、格安品としてはむしろ良心的な容量だと思います。しかし、このVostroが搭載しているCPU、Intel Core i5-8265Uはメインメモリのデュアルチャンネルアクセスに対応していて、同等仕様の8GBモジュール1枚と4GBモジュール2枚組とで比較した場合、4GBモジュール2枚組の方が高性能となります。つまり標準状態で8GBモジュール1枚のみ搭載ということは、デュアルチャンネルアクセスが有効になっていないということを意味するわけです。
そこでデュアルチャンネルアクセスを有効にするためには、もう1枚同等スペックのメモリモジュールを用意する必要があります。しかし、同等仕様のメモリモジュールをもう1枚探すのであれば、最初から2枚組で販売されているメモリを使い、標準搭載メモリを取り外す方が確実性は高くなります。そこで今回はVostro標準搭載のモジュールは外し、このSK Hynix製モジュールを2枚組で利用することにしました。
モジュール型番はHMA81GS6CJR8N-VK、製造は2019年12週、DDR4-2666 8GB シングルランクモジュールということがラベルから読み取ることが出来ますね。
DRAMメーカー純正モジュールで、無難に使える
前回掲載したVostro 15 5000(5581)のレビューでも紹介していますが、一応メモリーモジュール回りを改めて確認しておきましょう。
メモリスロットは2本用意されていますが、どちらも黒いカバーフィルムの下に用意されているため、直接スロットを目視することは出来ません。
このカバーフィルムがやや装着の邪魔になってしまうのですが、ずれ等が生じないように慎重に取り付けます。
装着後、カバーフィルムをめくった状態で撮影した写真です。どちらのスロットでも、このモジュールの場合には型番等の情報ラベルが裏面になるように装着することになります。まあ、メモリスロットの切り欠きにきちんと合わせれば大丈夫です。
装着完了後、Windows上できちんと2枚分の16GBで認識されていれば取り付け完了です。
CPU-Zではメモリモジュールの詳細情報を確認できますが、ここで正しく情報が取得されていて、実アプリケーション動作時に不安定要素等が無ければ取り敢えず増設完了と考えて良いでしょう。不安があればMemtest86等のツールで、安定度を確認しても構いません。
使用感としては、オーバークロック用のPCというわけでは無く、定格スペック以下で使っている形になりますので、安定度に問題はありません。Hynix系の純正モジュールでありながら、格安ブランド製同等スペック品以下の価格で売られていたこのモジュールのお買い得度は、素晴らしいものがあります。
なお、アイテム情報のリンク先では、1枚単位で販売されているものの情報が掲載されていますが、今回取り上げたものは2枚組で販売されていたもので、価格等も2枚分で記載されていますのでご注意願います。
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購入金額
4,783円
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購入日
2019年11月02日
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購入場所
PC Shop Ark
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