史上最鏡を謳うサビ取り剤とメッキ保護剤です。
クロームメッキ専用とのことで、用途が限られます。
キラキラメッキですので、好みもあるでしょうが、
一昔前と違って、最近では、あまり見られないような気がします。
付属のチラシには、樹脂メッキ・金メッキ・銀メッキ・銅メッキ
鏡面仕上げのステンレス等への使用はお避け下さいと、
記載されていますが、ネット上の記事では、
OKみたいなことも書かれていたりするのは、
サビトリキングとメッキングの使用対象が、
必ずしも同一ではないためのようです。
サビトリキングはクロームメッキ専用、
メッキングは、ある程度多用途という感じが、
基本なようです。
用途や使用目的、対象に応じて、使用できるかどうか、
きちんと事前に判断することが重要なようです。
 
 職場の社用車で試してみることに。
クロームメッキ部に、点々とサビが浮いている状態のようです。
事前に車用の洗剤で軽く洗浄しましたが、
以前からのものと思われる細かな傷が見られます。
ダメージとしては、かなり進んだ部類に入るように思います。

 
サビトリキングは、クロームメッキには反応しにくく、
サビにだけ反応する薬品を使用したサビ取り剤だそうです。
注意点・使用上のコツとして、傷が残らないようにするために、
たっぷり使うことが推奨されています。
付属の汚れ拭きクロスは、除去したサビを巻き込むため、
傷をつけにくいそうです。
肌色か茶色っぽい液体で、少しどろっとしています。
少量をクロスに付け、お試ししてみましたが、
目立った傷や剥離は無く、大丈夫そうなので、
本格的な作業を開始。
多めに添付して、やさしく丁寧に擦ります。
直ぐに、削り取られたサビらしき黒っぽいものが出るので、
傷をつけないように、除去しながら擦り続けます。
汚れをふき取ると、たとえが適切ではないかもしれませんが、
ガスレンジ用洗剤のテレビショッピングのように、すっきりです。
やればやるほど落ちるような感じでしたので、
30分近くこすり続けましたが、
深くまで浸食されていたと思われる部分は、
さすがに落ちないのか、
それとも、もっと繰り返し使う必要があるのか、
跡が残りました。
後は、メッキングの頼ってみることに。

 
メッキングは、メッキ層の細かな穴を埋め、
メッキに光沢をもたせたり、腐食を予防する、
メッキ保護剤だそうです。
こちらは、いろいろなメッキ製品に対応しているようです。
こちらは、透明でさらっとした液体です。
揮発性の溶剤なので、臭いがきついのかと思いましたが、
思ったほどではなく、作業に支障はありませんた。
付属のクロスを使用すれば、溶けだす心配もないそうです。
塗ると、全体的に光沢が出た感じはありましたが、
腐食具合が深かったためか、サビ取り時のような、
劇的な変化は感じられませんでした。
完全硬化まで、24時間掛かるとのことで、画像を取り忘れましたが、
見た目は、良くなったように思います。
今後、劣化が進み難くなってくれることでしょう。
予防のため、事前に使っておくと、効果的なようです。

 
サビトリキング、メッキングとも、メーカーが、
使用対象や、メッキの状態など、
使用可能か、効果が期待できるかなど、
サイト上に、いろいろな情報を公開しているので、
それを参考にすると、良いようです。
ネットの口コミ記事などを見ると、
間違った使用用途による、
おかしな記事なども見られますので、注意が必要です。
個別の質問にも対応してくれているようなので、
事前に問い合わせてみればより安心です。