この作品は、メトロイドバニアに属するゲームです。
早期アクセスでしたが、このレビューを書こうと思い立った時には、正式版がリリースされました。
さて、まず初めに、メトロイドバニアとは、なんぞや?
という疑問のある方もいるかもしれませんね。
ドット絵主体キャラクター(背景なども)を操作して、側面からの断面図のようになったフィールド(主に城や迷宮など)を上下左右に探索する2Dアクションゲームの事を指します。
名前の由来となっているのは、二つのゲーム。
・悪魔城ドラキュラ、海外ではキャッスルバニアと呼ばれ、世界にファンが多い作品です。
・メトロイド、これは、そのままの名前で通用する悪魔城ドラキュラとタイプのアクションゲームで、同じくファンが多い作品です。
この二つの作品が大好きな人達が、その要素を研究して作り上げていったのが、メトロイドバニアというジャンル。
狭義には、この二つのオマージュ的なフォロー作品の事を指しますね。
現在では、二つの作品の要素を換骨奪胎したものが多いでしょうか。
正しい知識は、ウィキペディアなどをご覧いただくとして、本題に。
ざっくりとしたストーリーとしては、古から謎の塔がそびえ立つ、とある世界?国?のお話。
主人公は、16歳の誕生日までにハンターライセンスを得る為に訓練をしてきたが、どうやら、上手く行かない気配。
しかし、ライセンスが取得できないと、上手く行かない、だけでは済まずに、職業選択の自由を失い、貴族としての家を保つ為に政略結婚をさせられてしまうというような、流れ。
それを回避する為に、一人前のハンターを目指して塔を探索していく、ようです。
タイトル画面と、主人公の立ち絵が分かるステータス画面。
メトロイドバニア系ゲームの主人公としては、攻撃手段などが恵まれたスタートな気がしますが、それでも、この世界のハンターとしては、落ちこぼれのようです。
チュートリアルが終わった後の父親と執事の会話で
「ライセンスは取れそう?」(父親)
「千に一つもないかも」(執事)
というような言葉が出てきますので、間違いないでしょうね。
ゲーム制作自体は英語メインで作られているので、日本語訳は、会話では少し不自然に感じる(執事が友達のように主人に話している)部分もあります、が、それはゲームのメイン要素とは関わりが薄いので、ご愛嬌かな。
主人公の頭についている髑髏の髪飾りは、「魔王」と言われているようです。
彼の力によって、塔の探索から拠点に帰還出来たり、死亡しても拠点で復活できたりする、感じの会話が、冒頭、三言位あります。
説明不足ではありますが、ゲームの進行には障りが有る訳では無いので、気にしたら負けかな。
ローグライクモードとかんたんモード
主人公のステータスは、前項の立ち絵の横にある能力チップの装備と、アクションスキルの習得、攻撃スキルの取得、レベルアップ、装備品や能力チップの強化などで構成されています。
探索する塔の中で、敵を倒したり、オブジェクトを破壊すると出現するクリスタルを集めることで可能になります。
探索モードは、
・中間地点や拠点でのみセーブが可能なものの、死亡時には、中間地点や拠点でのセーブデータから再開出来る「かんたんモード」
・死亡した瞬間に拠点で復活すると同時に強制セーブされ、武器、アイテム、クリスタルなどを一定数ロストする「ローグライクモード」
の二種類です。
何度も同じ階層を繰り返して強化を進めていけるので、「かんたんモード」では、私のようにアクションゲームが苦手でも、なんとか、なる、かも。
爽快感には、今一歩、かな。
主人公キャラの攻撃モーションや、衣装チェンジなどでの仕草など、中々に拘った作りではあるかな。
と思っています。
敵キャラの方は、というと、まだ序盤も序盤だからなのか、動きのバリエーションに乏しいような気がします。
また、敵、主人公共に耐久値が高めなので、強化が進んでいない状態では、上手く連続攻撃を最後まで決めても生き残ったりしますし、サブウエポンが殆ど息をしていない状態だったりします。
もちろん、強化を繰り返して行けば、そういった事は解消されるのかもしれませんけれども。
バランス的には、まだまだ、調整が必要じゃないかな、と、よわよわアクションゲーマーが言ってみたりします。
1400円程と、お安いですが、実は、同じメトロイドバニアの傑作と呼ばれる作品が2000円台で出ているので、比較されてしまい、評価は控えめです。
可愛い女の子のモーションを楽しみながらプレイするのなら、断然こちら、なんですけれども。
クリアには程遠い腕前なので、まずは、強化カンストを目指して、序盤を繰り返しプレイし続けますw
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購入金額
1,372円
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購入日
2019年10月03日
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購入場所
STEAM
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