買ってからしばらく積ん読にしていたけどようやくこないだ読み終わった。
ブコウフスキーの長編作だと一番有名ではないだろうか。
あらすじ。L.Aイチの名探偵(自称)の主人公のもとに、無理難題の依頼がひっきりなしに降りかかってくる。
しかし当の本人はとにかく毎日酒を飲んだり競馬に行ったり依頼人に難癖つけて金をちょろまかしたりとやりたい放題。一向に推理とかしない。そもそも全く仕事をしない。
死神、宇宙人、社会不適合者の人々に挟まれて、今日もジントニックを引っ掛ける。
全体的な文章の気だるさ、登場人物の支離滅裂さ、気の利いた会話や言い回しはさすがブコウフスキー節という感じ。
衝撃の結末は、読む人に驚きと「これブコウフスキー書くの飽きたな」という感想を抱かせる、名作中の名作と言っていいだろう。
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購入金額
0円
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購入日
2019年09月29日
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購入場所
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