SIGMA大三元ズームの広角側を担うレンズ。昔は35mmまで、20-35/2.8とかだった記憶なのだが、最近標準域が24-70になってきたからか、下が16程度まで下がってきた感じがする。
SIGMAは12-24などの超広角を好んで使っているが、Lマウント用はまだ出てきていないので、取り急ぎ、先月発売になった14-24を導入。
ミラーレス専用設計の強み
SIGMAは昨年すでに14-24mm F2.8 DG HSMを発売し、いわゆる大三元ズームラインナップを完成させていたが(古い120-300と200-500を入れると5本ともいう)一年を待たずに14-24mm F2.8 DG DNが販売され、価格も同じだったため、同じレンズ構成かと思って購入したところ、思いのほか軽かったため、再確認。全く別物のレンズであることが分かった。
具体的には
- レンズ構成が11群17枚から13群18枚に
- 絞り羽が9枚から11枚に
- 最短撮影距離が26cmから28cmに
- 重量が1,150gから795gに
- モーターがHSMからステッピングモーターに
と完全に別物である。
最短撮影距離が犠牲になったのは、歪めたい欲求に駆られて近接撮影をしたくなった時に残念な部分ではあるが、重さが2/3近くにまで落ちていることを考えると、仕方ないかなと思う。
なお、DG DNレンズのうち、商品名に表記はないものの、35mm F1.2 DG DN ArtはHSMを搭載しており、シグマ社曰く、パワーと静粛性を考慮して最適なモーターを決めており、優劣を付けていない(HSMは高級機向けという扱いではない)とのことであった。
世界を比較的正しく見るレンズ
人間の視野よりも広いため、自分が見えていなかった世界が見えるのも広角レンズの楽しみ方だと思う。このレンズの場合、もちろん歪みは出るが、それが比較的少ないため、見渡した際の風景が比較的そのままみられる印象がある。
また、Artシリーズのレンズらしく、解像感が高く、ピントずれ、手振れなどはシビアに影響する。そういう意味でも「正確な」レンズと感じる。
作例
14-24の面白さは主に14mm側なので、ほとんどが14mmになってしまうが…
本体は特に注記のない限り、Panasonic DC-S1R。
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購入金額
162,853円
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購入日
2019年09月13日
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購入場所
ビックカメラ名古屋JRゲートタワー店
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