Thermal Grizzlyより販売されている、CPU冷却用の液体金属サーマルペースト。
その性能は、あらゆるサーマルグリスを圧倒的に凌駕するというか、下手すると一部というか某I社の駄目駄目ソルダリングをも凌駕する熱伝導性能を誇る。
袋の中身はこんな感じ。
塗布面を清掃するアルコールパッドに、塗布用の黒綿棒、注射器状のアダプタノズルに、取扱説明書が付属する。
なお、このアダプタノズルだが、はっきり言って使わない方がいいというか、使っちゃダメ。
使ってみればわかるんだが、このグリス「初っ端の出がめっちゃくちゃ悪い」。
アダプタ無しでもちょっとシリンジ押したくらいじゃビクともしない。
かといって、「出ねえなあ」とかシリンジを強く押しちゃうと、一気にドバっと中身が出てしまう。
このアダプタ付けると、出口が半分以下になるので、当然だけどもっと出が悪くなる訳だ。
実際、私自身それを知らずに5g版のシリンジの中身を、それこそ一発で全部出し切ってしまうというネタ級のミスを初回にやってる。
そういうわけで、開封直後一発目のときは、慎重にシリンジへ力をかけていくことを、強く推奨。
また、もう一つの注意点として、これ金属を液状にしていることからも判るが、金属自体を侵食する成分で構成されている。
特にアルミに対する侵食はかなり強く、普通のアルミ材なら表面がミリ単位でボロボロになる。
そのため、アルミ材を使用したクーラーへの使用は厳禁。
また、がっつり通電性があるので、CPUとクーラーそのものの間に使用すると、漏れたら最後マザーボードごとお亡くなりになる可能性が大。
粘性の高さと塗り難さも相まって、一般的な用途には殆ど使えないというか、あんまお勧めしない。
基本的には「ほぼ殻割専用」のアイテムだ。
殻割については、もうだいたいコレ買う時点で既知だろうから説明は省く。
とりあえず、こんな感じでヒートスプレッダを引っ剥がし、CPUのダイに直接塗布してやる。
ここで割ってるのは、AMDのRyzen3-2200G。グリスを除去し、これに塗り替えてやるだけで平然と15度くらいピーク温度下がるので、効果については確実にある。
なお、AMDのCPUは2200Gと2400G以外は全部ソルダリング、かつコレを使う必要もないほど優秀なので、殻割するのはこの二種類以外は非推奨というか、やったら壊すだけなので辞めといた方が吉。
Intelの場合は8000番台まで全部グリスバーガーなので、保証無くすこと前提になるけど、割ると結構な勢いで幸せになれる。
つか、ついにAMDは3000番で全型番ソルダリングになったから、もう割らなくてOKになった。
あんまりIntel買わないので、今後は使う機会も減りそうだなコレ。
まだ三本在庫あるけど(何
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購入金額
0円
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購入日
2019年07月29日
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購入場所
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