ずいぶん長いこと使っているシュラフ(寝袋)。
学生...というか「生徒」の頃購入したもの。
当時、地元県境の高原にテント泊に行くことになって、そのときに購入した。
モノは、創立40周年超の登山用品・キャンプ用品の老舗mont-bell(モンベル)製シュラフ。
もうかなり前の購入のため、やや自信がないが、「ダクロンスリーピングバッグ・スタンダード」がその名称だったと思う。
マミー型(ミイラ型)と呼ばれている体にフィットするタイプ。
フロントファスナーは中央にあるタイプで、保温性を重視したシェイプ。
その後も、学校で行った山の家などでも使ったのだが、社会人になってからはすっかりアウトドアレジャーにはご無沙汰なので、最近の一番の使用用途は引っ越し時の就寝。
大学進学で地元から出てきて以降、何度か引っ越しをしたが、そのとき「新しい住まいに寝具が到着していない」ことや「旧住まいを引き払う直前の最後の片付けで、すでに寝具がない」というタイミングがあり、それでも終電や引き渡し日程の関係で、「寝具のない方の住まいで夜を明かさなければならない」ということがある。
そんなときには実にベンリ。綿の部分が薄いので、硬い床に寝るのを苦とする人には少し苦行かもしれないが、そこを除けば、夏に暑ければ薄着で入って、ファスナー開けて腕出して寝れば結構涼しいし、冬は着込んで入り、さらにコートでも上から掛けていれば問題ない(市街地であれば)。
こういったシュラフの中綿素材としては、ダウンと化繊があり、一般的には前者の方が軽くて保温性に優れるとされている。しかし本品のはデュポン社(現取り扱いはインビスタ社)の「ホロフィルⅡ」。現在ではさらに高性能な「クォロフィル」や「コンフォレルダウンエッセンス」が出てきたのでやや霞むが、それらの基礎となった素材で、ダウン近い保温性を持ち(JIS規格の検査で外気20℃時の36℃のものの保温性が、ダウン91.5%に対してホロフィルⅡ87.1%)、それでいてダウンより雨にも強く、洗濯も可能というもの。さらに動物性素材であるダウンよりもアレルギーを起こしづらいらしい。
たためば直径20cmほどの円筒状になり、ものすごく軽い。
付き合いは長く、いざというときには役立つ「相棒」です。
【仕様】
表地:ナイロン100%
裏地:ナイロン100%
保温材:ポリエステル100%(ダクロンⅡ使用)
サイズ:全長210cm×最大幅76cm(使用時)/直径19cm×高30cm(収納時)
軽くてコンパクト、シュラフとして使わないときは、クッションとしても
さすがに冬場は「これだけ」では厳しいが、コートを上から掛ければ問題なし。
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購入金額
0円
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購入日
1980年頃
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購入場所
きっちょむさん
2020/01/04
cybercatさん
2020/01/05
今回の引っ越しでも1泊お世話になりました。