本の蟲。
実は結構読書家で、特に若い頃は乱読しました。
ジャンル的にはSF~ファンタジー~ミステリなどからコミックまでイロイロ。
3桁では収まらない蔵書の中からトピックをご紹介していきます。
...とは言っても、これはオムニバスの漫画本。しかも2~4Pの超ショート尺なので、ぱらぱらと見る感じ。
その名の通り「ぎゅってしたい」女子を集めたストーリー。
ただ、一般的な?男⇒女だけではなく、兄⇒妹、妹⇒姉、親⇒娘、人⇒ネコ??などの組み合わせもあり、それぞれの作家が「萌える」ポイントが違うのがわかって面白い。
自分としては通販で表紙を見て、以前ラノベの挿絵
でファンになったフカヒレ画伯のお話しを期待して購入したが、実は表紙(と、表紙と「ほぼ」同絵柄の特典のポストカード)のみの参加。
期待のフカヒレ先生の絵はこれだけ(さて、どこが違うでしょう?)
でも、最近グイグイ系で話題の川村拓先生や、「君の膵臓をたべたい」のコミカライズ担当の桐原いづみ先生などの参加もあって楽しめた。
つか、一部書評で「話が短すぎる」というのがあるが、短いページで上手く語るというのはかなりの高等テクニック。その短い中で、上手く話を収めさせる話の作り方の上手下手の比較や、42作家(43作のうち、1名重複)に及ぶ絵の比較、同一テーマに対する切り取り方という感性の違いなどで、自分の嗜好に合うモノを探す「漫画カタログ」としては秀逸だと思うけど。
川村先生のお話は、「かわいい後輩に言わされたい」系のテイスト
「ぎゅっ」のとらえ方の差がイロイロあって、興味深かった作品です。
※今気がついたが、短いのは元がTwitter投稿( #こんな女子をぎゅってしたい )だからかな(Twitterは1呟きあたり絵は4枚まで)。
【収録作品】
「積極的だったはずの女子」脊髄引き抜きの刑
「家に帰るとイイことしてくれる女子」だーく
「夫の帰りを待つ新妻女子」すずきとと
「兄思いな女子」ゆあま
「物理的にもっちり系女子」すえみつぢっか
「自滅しちゃった女子」もすこ
「元気いっぱいわんこ系女子」じゃこ
「あふれる母性に身長が追いついてない女子」耳式
「待ちわびている女子」もず
「地味に積極的な女子」川村拓
「好きなキャラの髪型にしてきた女子」阿東里枝
「相合傘をしたい女子」赤塚大将
「はいてない(?)女子」もくふう
「家ではジャージ女子」オダワラハコネ
「距離が近い系女子と何も言えない系女子」もりちか
「無意識あまえんぼう女子」あやかわりく
「ふくよかが止まらない女子」藤近小梅
「一途な幼馴染系女子」おみなえし
「まんじゅうがこわい女子」堀出井靖水
「泣き虫な女子」作画:植杉光/原作:笠間三四郎
「あま~い女子」大和なでしこ
「思い直しちゃう女子」吉川英朗
「ついつい介抱しちゃうツンデレ幼馴染女子」紺野賢護
「焦ると早口になっちゃう系女子」藤崎ひかり
「ふにりたい女子」士嬢マコ
「食べるの大好き女子」草野ほうき
「ツンデレ女子」桐原いづみ
「眼鏡をかけてきた後輩の女子」鮭夫
「おっパブ女子」まつだこうた
「僕の彼女はクール女子」でゆ山
「お料理がんばりたい系女子」愛内あいる
「口の悪い女子」ハレノチアメ
「いつもクールな女子」倉田理音
「臭覚系女子」ぐふ
「一緒にいるときの女子」栗原さくら
「寝不足な女子」ななてる
「世話焼き女子」Ixy
「ちんまり系女子」はのみど
「本能に負けちゃいそうになる女子」鈴穂ほたる
「身長を気にして猫背な女子」未影
「気まぐれにゃんこ系女子」ヒロイチ
「好きなものには『結婚したい』とすぐ言う女子」脊髄引き抜きの刑
「勘違いしちゃった女子」じゃこ
カバーイラスト:フカヒレ
扉イラスト:Ixy
オムニバスなので...
好みのタッチもあれば、そうでないものもある。
感性の合う作品もあれば、響かないものもある。
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購入金額
734円
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購入日
2019年05月21日
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購入場所
虎の穴
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