レビューメディア「ジグソー」

Back to the BASIC Corsair H60-2018

 

今年は5月から早々に暑い日が続きましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

暑い日が続くと、まず音を上げるのがパソコンです。我が家ではお気に入りのサウンドカードが変調をきたします。勿論構成によるところですが、Sound Blaster ZxRに換装するとCoolに仕事をこなしてくれます。結果、Sound Blaster ZxRの方が暑さに強いということが分かります。

 

この様に、長いスパンで使ってみないと分からない事が自作パソコンには往々にしてあります。

 

今回取り上げる製品はCorsair H60-2018です(以下H60)。H60を導入するまで、主に冷却面での構成の見直しを何度か行いました。その経緯を見ることによってこの製品の特徴が掴めるのではないかと考え、ご紹介させていただきます。

 

更新: 2019/06/09

初期の構成

 

 

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Corsair H110i GT

 

Ryzen™ 7 1800Xとマザー・メモリも現在のものと違いますが、RYZEN構成です。

 

H110i GTは、280mmサイズのラジエータを採用した水冷一体型ユニットのCPUクーラーです。

 

冷却性能は十分でしょうが、制御ツールのCorsair Linkの扱いが難しい。Corsair Linkを導入しないと水冷ヘッドのカラーを調整出来ません。Corsair Linkを導入すればFanの制御も可能ですが、基本煩くなってしまう。具体的にはBIOSでFanをDC制御していても、システム全てのFanをPWM制御としてしまう印象です。ブラウジング中のちょっとしたCPUの負荷でも、小刻みにFanも連動して回転数が上がるといった具合です。上手く好みのセッティングが出来ていても、ある日突然、色制御がおかしくなったり、Fanが喧しくなったりとまさにじゃじゃ馬。結果、疲れ果てて空冷構成に逃げました。

 

振り返ると、Corsair H110i GTならラジエターは天板に設置するのが効率的であったのではないかと思います。この小型ケースには設置のし辛さからしてオーバースペックであったと反省しています。 

更新: 2019/06/09

空冷の構成

 

 

空冷構成
空冷構成 イイ感じだったんですがねぇ・・

 

CPUがRyzen™ 5 1600、CPUクーラーは2700リテール、RGB LEDのメモリでPC構成は現在と同一です。

マザーボードのRGB制御で白に設定。CPUクーラーも白で発光を確認したところでRGB制御ツールをアンインストール。するとメモリはデフォルト設定のレインボーで滑らかに光る状態になります。

WindowsやBIOSのアップでおかしくなっても、上記の手順で戻せば安定していました。

最初に効かなくなったのはメモリで、マザーRGB制御ツールによる設定で発光せざるを得なくなりました。メモリのデフォルト設定による発光と比べると、カクカクとした動きになります。

更に最近、CPUクーラーの設定が出来なくなり困りました。PC起動中に一瞬ちゃんと光っても、その後はぼんやりと薄赤発光状態に・・。上記の手順で復旧すると、今度はケース内部が赤発光に・・。

そして冒頭にあった通り、5月から早々に暑い日が続いた為に CPU温度上昇→ケースFanも回転数上昇=うるさい となりました。

冷えればいいじゃん ケース内部なんてどうでもいいじゃんという方には無用の話しですが、イジラーにとっては死活問題です。

なるべく静かに冷却 そして眺めて癒されるPCにするには諦めるわけにはいきません。

更新: 2019/06/10

Corsair H60-2018の導入

 

初期の構成・空冷構成での大まかな失敗点は制御ツールにあるのではないでしょうか。

制御ツール不要の製品であれば避けられたように思います。

 

 

 

 

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外装

 

Corsair H60は、120mmサイズラジエータにSP Series 120mm PWMファンを標準搭載した、水冷一体型ユニットのCPUクーラーです。最新のIntel&AMD CPUソケットに対応したユニバーサルデザインを採用、より静音性を高めた2018年モデルです。劣化に強く水漏れや揮発の心配がなく、柔軟な設置を可能にするゴム製チューブを採用、受熱ベースを拡大することで冷却性能を向上させた銅製ベースプレート、ポンプヘッドに備えられたホワイトLEDイルミネーションが、組み合わせに左右されない柔軟なシステムビルドをサポートします。                製品ページより

 

Corsair Link不要、シンプルにホワイトLEDイルミネーション。マザーボードのRGB制御ツールは避けられなくとも、不安材料が少ないに越したことはないですね。

 

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より静音性を高めた2018年モデルとのこと

 

 

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蓋を開けると取説が

 

 

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本体とFan リテンションキット

 

 

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ゆる廻し可能なラジエターのピッチ ヘッドにはIntel用の足が

 

 

RYZEN
RYZEN AM4用具

 

 

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左AM4に付替え 右Intel用 取説通り引っ張れば取れます

 

 

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リテールFanではバックプレートに直付けする仕組みでした

 

 

j
コルセアAIOはポン付け出来るので便利です(AM4の場合)

 

 

1
チューブは画像と逆、上から降ろした方が目立たなくて良いかと思います。

 

ケース内部、勿論CPUヘッドも白。動作音もバッチリ静かになりました。

またOSのアプデ等でおかしくならなければいいなと願うばかりです。

更新: 2019/06/10
機能性

シンプル イズ ベスト

 

思えば2010年にCWCH50-1を導入してからまだ10年経っていないんですね。

 

AIO水冷(簡易)は様々な製品を使用しました。余り長持ちしなかったり二度とこのメーカーの製品は買わん!と思うモノもありました。その中で丈夫で長持ち、便利で良かった思うモノは、120cmクラスでゴム製チューブの製品です。mini-ITXでは必須アイテムでした。

 

Corsair H60-2018は、そんな120cmクラスでゴム製チューブの進化系最新製品です。相変わらずラジのねじ穴が入りにくくて苦笑しましたが(-0.3)、歴代No.1の使いやすさでした。

 

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倅に使わせろと言われてますが、出来れば秋まで引き伸ばしたいなぁ・・

 

構造もシンプルで、CPUの熱源をラジエターによりケース後方排気口へ移動。このPCでは吸気140cm×2排気120cm×1の緩やかな設定で排熱しています。唯一の排気Fanにラジエターがあることで、多少排熱も悪くなりますが内部の音漏れが最大限に抑えられるのもポイントです。

 

本格的な真夏ではどうなるかですが、現状満足のいく結果となりました。かなり嬉しいw

 

 

Temp
Temp

 

 

H60導入直後のWindows 10 1903へのアップデートでは問題は発生しませんでした。 

  • 購入金額

    5,907円

  • 購入日

    2019年06月01日

  • 購入場所

    amazon.co.jp

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