レビューメディア「ジグソー」

FlashAirを、限りなく「Eye-Fi化」するアプリ

先日メインPCの入れ替えとともに変更した、ZIGSOW投稿写真用カメラWG-30W

瞬速起動で軽く、レンズの飛び出しもなくて、前カメラよりもさらにマクロ撮影に適していると、端過ぎるシャッターの位置以外は、カメラそのものには文句はないのだが、記憶媒体として購入した無線LAN機能搭載SDカード「FlashAir

の使い勝手に関しては、それ以前に使っていた「Eye-Fiカード

の「劣化版」といった感じで、どうにも使い勝手が悪かった。

 

ただEye-Fiに関しては、無線LAN機能搭載SDカードの技術を東芝に、Eye-Fiクラウド事業をRICOHに売却して、すで会社清算しているので、新規の登録が出来なくなっているし、なにより自分の持つEye-Fiカード自体が、長年のカードの抜き差しの繰り返しで接点部分のプラ部品が折れたり、カードの合わせ目の接着が浮いてきたりで物理的に崩壊しつつあり、とても長期間の使用には耐えられそうになく、今回旧カメラの単なる「内蔵SDカード」という立場に二軍落ちさせるしかった。

 

FlashAir」に関しては、一応撮影画像⇒PCへの無線転送は出来るものの、

・使うたびに無線LAN設定を立ち上げ「FlashAir」をネットワークに参加させる必要がある

 (「自動的に接続」にチェックを入れておいても都度再接続が必要)

・ブラウザ経由のビューワーでは一枚一枚表示してから保存、となるため遅い

・ファイル階層を直接覗く方法では一括移動/コピーが出来るが、接続が不安定

という問題があり、決して快適とはいえなかった。

 

さらに前カメラCX6

と比べると現カメラのWG-30W発売時期が新しいためか、スクエアに近い画像サイズの選択肢が少なく、記録画像解像度を3M⇒5Mにあげたこともあって、転送速度も遅くなり、使い勝手はかなり悪くなっていた。

 

「ただこれしかないからなー」と我慢して使っていたとき、Keenai のアプリケーションがまだダウンロードできるという情報を得た。

 

Keenai」とは、RICOHに引き継がれたEye-Fiクラウド事業のこと。従って「Keenai アプリケーション」は「Eye-Fiアプリ」直系のアプリ。

 

今の「KeenaiのHPのフロントページ」は「Keenai サービスが終了する理由」という事業終了のメッセージが表示されているだけで、他の階層へのリンクはない。

 

しかしその下の階層は実は生きており、それを潜ったページにはまだアプリへのリンクが残っている。しかも2018年11月末にKeenai サービスが終わったにもかかわらず、いまだに更新されているようなのだ(レビュー投稿時点での最終更新2019/03/27)。

 

このページにあるアプリのリンクの表記は

・Keenai for iPad and iPhone
・Keenai for Android
・Keenai for Windows Phone
Keenai Desktop for Windows
Keenai Desktop for Mac

 

このうち、WindowsとMac OSXのリンクが生きている(Macは持っていないので完動品かどうかは不明)。Windows版は7~10対応で、実際に使える(スマホなどへの転送は「FlashAirアプリ」でできるし)。

 

もともとはこのアプリは

・Wi-Fi機能を持った SDカードやカメラから、スマホやPC、Macに写真を送信

・Keenai サービス(旧Eye-Fiクラウド)との写真同期

というのが機能。

 

Keenai サービスはすでに死んでいるので、そのうち半分しか使えないが、前者が使えるだけで充分用は足りる。

 

ダウンロードしてインストールすると、そのアプリには「ウェブのKeenaiにアクセス」と「カードとWi-Fiデバイス」のリンクがある。

シンプルすぎる初期画面
シンプルすぎる初期画面

 

「ウェブのKeenaiにアクセス」は行き先が死んでいるが、「+カードかデバイスを加える」を押すと「FlashAir」が登録できるようになる。

「mobi(Eye-Fi)カード」か「FlashAir」、その他Wi-Fi機器が登録できる
「mobi(Eye-Fi)カード」か「フレッシュエア(FlashAir)カード」、その他Wi-Fi機器が選択できる

 

「フレッシュエアカード」を選択すると次の画面に進むので、モデル名を選んで(選択できるのは現行品のW-04と1つ古いW-03)、「FlashAirTool」で設定してある「FlashAirパスワード」を「パスフレーズ」のところに入れて「有効にする」で接続完了。

モデル名はプルダウンで選ぶ。
モデル名はプルダウンで選ぶ。

 

FlashAirカードが設定された。
FlashAirカードが設定された。

 

設定的には転送先フォルダの指定のほかに(デフォルトではライブラリ内ピクチャの「Keenai Photos」)、

・デバイス起動時にアプリを起動する

・カードとデバイスの転送のサムネイルプレビューを表示する

・転送の進捗を表示

・フォルダを日付順にする

が選べる。オールオンにするとほぼ「Eye-Fiカード」に近い動きになる。

全部オンにすると、まさに「Eye-Fiアプリ」
全部オンにすると、まさに「Eye-Fiアプリ」

 

Wi-Fi圏内でカメラのスイッチをオンにすると「Keenai Desktop for Windows」が立ち上がれば完璧だが、ソコまではない。でも先にアプリを立ち上げれば、そこから先はかなり快適で、(「自動的に接続」にチェックを入れておけば)カメラの電源をつけると、自動的に指定フォルダの中に撮影日付フォルダを作って、連続的に写真が転送されてくる。そのとき写真が転送済みのものなのか否かは管理しているらしく、転送途中にバッテリー切れになって中断したときも、続きから転送継続された。

下からにょろーんとサムネイルが出ていた「Eye-Fiアプリ」とは違うが...
下からにょろーんとサムネイルが出ていた「Eye-Fiアプリ」と形式は違うが、似たような感じ

 

まさに「Eye-Fiアプリ」同様に使える。

 

まぁ、FlashAirを作っている東芝とは違う会社(RICOH系)の権利物なので、使えなくなっても文句は言えないし、このページがいつまで残っているかも不明という問題は残る。ただ、製品同梱物をキーとしてネットからプログラムを落としてくる造りだった「Eye-Fiアプリ」とはことなり、(おそらく)「Keenai Desktop for Windows」は、ブログラム本体が落ちているようなケハイなので、落としておけばPC換えても使えるかな。

 

「Eye-Fiアプリロス」だったcybercatにとっては救世主的アプリです。

 

【Keenai Desktop for Windows必要要件】

Windows 7, 8, 8.1 Pro, 10
Microsoft .NET 3.5 フレームワーク (Win 7の場合)

Microsoft .NET Framework 4.5 (Win 8の場合)

Microsoft .NET Framework 4.6.2 (Win 10の場合)
無線 LAN カードを内蔵した Windows PC
RAM 2 GB
20 MB 以上のハードディスク容量

-----------------------------------------------------

2020/02/15 2020年を迎えて後、アプリは立ち上がるけれど転送が出来なくなった。

       2020年問題かと日付を戻してみたりもしたが、復活せず。

       公開ページも閉ざされたので、ついに死んだのかもしれん。

更新: 2019/05/10
使いやすさ

ある意味Eye-Fiアプリより良い部分もある

静止画と動画の保存フォルダを分けたり、複数のFlashAirカードを登録できたり(←たぶん)、Eye-Fiアプリよりも良い部分が結構ある。

 

さらに現環境では自動起動が上手く働かないので、先に「Keenai Desktop for Windowsを立ち上げる」という動作をすることになるため、これで「FlashAirとの通信を起動する」ということになるのか、完全自動でアプリ側の操作が不必要なEye-Fiアプリで時々見られた「いつまでたっても転送が始まらないことがある」という現象は今のところ見られず、すぐ転送が始まるのは撮影直後の画像を使用したい時には便利。

  • 購入金額

    0円

  • 購入日

    2019年04月27日

  • 購入場所

    keenai.com

23人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (8)

  • jive9821さん

    2019/05/10

    これがFlash Airで使えるというのは知りませんでした。

    Flash Airが使い物にならなくて眠らせていた私としても助かります。
  • cybercatさん

    2019/05/10

    現行のW-04と1つ古いW-03なら使えますから(たぶん)、試してみてください。
    PCにWi-Fi機能があれば、Eye-Fiカードライクな使い方ができますよ。
  • atsuo@tokyoさん

    2019/05/14

    これで私の持っているFlash Airも活用できる!
    と思ったら、W-02でした....

    以前は「FADL(FlashAir DownLoader)」というコンソールアプリで
    宅内LANのデスクトップPCからダウンロードさせる事も出来たのに。
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