Mayaってソフトはとにかく難しい。
ぶっちゃけmaxだったら、もっとアニメーションよりのシェーディングは楽だったと思うし、Lightwaveなら尚更作業はやりやすかっただろう。
が、業界で驚きのシェアを誇っているために仕方なく使うって感じ。マジで。
そんな難しいMayaですが、LTという機能限定版が激安でリリースされています。Unityと使用するケースが増えていると思います。
アドビのCSとMaya LT、Unityがあれば(才能があれば)ゲーム作って大金持ちになれる(可能性がある)。
難しいだけで「なんもわかんねーよ」という信じられないレベルの分かりづらいMayaの教科書が、販売され続けてきました。
しかし、この本は今まで発売されたMayaの教科書の中で最高に分かりやすいです。
分からない難しい本をイライラしながら読むよりも、分かりやすい本から勉強を開始するほうが絶対に良いです。
Mayaというソフトは難しすぎて、初心者には全く向かないので、最初はメタセコイアが向いていると思います。
しかし、いきなり挑戦したい!大金持ちになりたい!という人は、この本でいきなりMayaに挑戦できる。
Mayaってソフトはとにかく分かりづらい。慣れても重複している各種メニューにイライラする。そして隠れているメニューにはさらにイライラすることが多い。
しかしこの本ならば、プロジェクトの設定やカメラの操作といった基礎中の基礎からスタートしているので、全くの初心者であっても安心してスタートできる。
作りながら学んでいけるので分かりやすいです。
モデリングの操作で必須なショートカットを覚えながら、ナーブスもポリゴンモデリングも学んでいけます。ちゃんと覚えていなかったナーブスを学ぶ良い機会になりました。
いきなり高いレベルの作例を出すのは初心者にとってありがたくはないんだ。分かんねーことをダラダラ記載されても意味がない。
ナーブスで簡単にソファを作り、ポリゴンで簡単な柱と屋根で神殿のようなものを作るというのが素晴らしい。
時折難しい操作が出てくるのは仕方がない。そうしたところはすっ飛ばそう。
作例のプロジェクトファイルがダウンロードできるので、Maya上で確認しながら進めていける。
この本を何回か繰り返して学習することで、2周めには理解できたなんてことが嬉しいことが必ず起こるはず。
ハイパーシェードを詳しく紹介しているのがとても素晴らしい。
さらっと機能だけを記載している他の書籍と異なり、ハイパーシェードやアウトライナを使用する説明を行いながら進めていくのは、初心者にとって最高の学習です。
ここまで有り難い教科書は無かったでしょう。
マテリアル、UVについてかなり深く掘り下げていくのも素晴らしい。
特にマテリアルはノードで管理されるもので、まったくの初心者にとっては最初のハードルになる。
ヘッドライトを作ってレイトレーシングでレンダリングする解説は、他の本では決してしてくれないことなのでこの本の素晴らしい特徴だ。
最終ページでバッチレンダーの記述例まで記載している親切ぶり。この書籍からMayaをスタート、頑張れるでしょう。
3D統合ソフトの電子書籍というのは最近やっと増えてたが、Mayaに関してはこの本ぐらい。ボーンデジタルも早く電子書籍化してほしいと思う。
インプレス、エムディエヌのおかげでKindle版が手に入ったが、他社にも広がっていって欲しいよね。
捨てられない性格だからだ、部屋に書籍を山積みするのはしんどいよ。
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購入金額
4,860円
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購入日
2017年04月16日
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購入場所
amazon
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