卓上型スキャナーとしてScanSnap S1500を使っている前提で購入しました。無論、使うのは外出先を想定しました。私は記憶力が悪いので、気になったことはスキャンして保存しておきたいためです。このくらいの大きさであれば、持ち運びに苦労することは無いだろうと想定したのですが、やっぱり面倒だと思ってしまいました。

よっぽどでない限り、持ち出さなくなってしまったのが足下の状況です。

発売されたのは2014年。狙いとしては良い製品だったと思います。

乾電池で動くので安心できます。充電池にも対応しているので、経済的でもあります。でも、スキャンスピードが遅いんです。また一枚一枚手差ししなければならないので、トータル時間も相当なものです。要するに「遅い」と思ってしまうのです。

外出先でスマホとの連携を考えていました。これがまた間違いだったようです。当然ながら、機能的にはスマホとの連携は問題なくできます。しかし、実運用面ではいろいろと障害がある、というのが私なりの判断です。

外出先でスマホと連携するためには、Wi-Fi接続する必要があります。これは、スマホのWi-Fi機能をDS-40向けに固定する必要がある、とも言えます。外部Wi-Fiを使っている場合や、スマホのテザリング機能を使っている場合に、これを切る必要があるわけです。

これが地味にめんどくさい。

スキャンしたドキュメントは、主としてEvernoteに保存しています。要するに、Evernoteにどうにかドキュメントを保存できれば良いのですが、DS-40ではスキャンに時間が掛かった上に転送の手間もあります。

一方で最近のスマホは、カメラ機能が向上していることもあって、Evernoteの「カメラを向けてスキャン」機能を使った方が、圧倒的に便利だという状況です。無論、そのキレイさはDS-40に叶わないわけですが、利便性によって使わなくなってしまいました。