二胡の弦においても、ヨーロッパ製をきかせています。

またアメリカメーカーも遂に発売するなど、どんどんバイオリン寄りの業界になりつつあります。

しかし、二胡は中国の楽器です。

そこに舶来物の弦はアンマッチを起こして、二胡らしさは吹っ飛んでしまいます。

二胡には中国製の弦があうのです。

■感じんの音質
この弦の傾向としては、内弦（太い弦）がパカーンと竹を震わせているような音です。

外弦との音のギャップが大きすぎて、ちょっと演奏が難しいです。

音量は一回り大きくなりました。

■おことわり
二胡の弦は、組み合わせるボディによって全く違う音になります。

あくまで私の所有する二胡での特徴です。

西洋製の弦ではお目にかかれない、グリスギットリ仕様。

エタノールでふき取ってから張りましょう。

鋼材の品質は悪くないようです。

化粧糸の巻きは安っぽいです。（もっと安くて、キチンとした商品があります）

この弦は、利益盛りまくりの二胡用品としては珍しく、中国本土との価格差はほとんどありませんので、良心的ではありますが。

中国製の針金が4メーターで980円というのは割高ですね。
もっと品質上げてほしいところ。

もっといい音のする安い弦が、中国本土では沢山売られていますので、そちらを個人輸入したいところ。（だいたい1セット300～450円くらい）