通勤時に、音楽や映画を見るために、2010年頃からBluetoothレシーバーを使ってきました。
これまでは、Bluetoothレシーバーに付属、若しくは別途購入した一般的なインナーイヤー型のヘッドフォンを繋いで聴いていました。

当然のことながら、スマートフォンとBluetoothレシーバー間はワイヤレスですが、Bluetoothレシーバーにはヘッドホンが有線で繋がっていました。
移動中は、Bluetoothレシーバーを胸ポケットに入れ、胸ポケットから両耳までがケーブルです。
使わない時は、カバンにしまうわけですが、カバンの中で自由に動く状態ではケーブルが絡まるので、カバンの外ポケットの隅に押し込むように保管していました。

それでも、時々はケーブルが絡むことがあり、煩わしく思うことがありました。

最近、ワイヤレスのBluetoothイヤホンが気になっていたのですが、価格も手頃になってきたので、買ってみました。

WF-1000XとWF-SP700Nが、ほぼ同じような価格で販売されていたのですが、店員さんに聞くと。WF-SP700Nは、低音重視の傾向とのこと。

WF-SP700Nのほうが、接続が切れにくいとのお言葉もあり、WF-SP700Nにしました。

パッケージは、想像以上に分厚く、内容物は、この半分の厚さでも収まるのでは？という大きさです。

付属品は、本体以外に、イヤーピース3種(別途本体に付属),アークサポータ1種(耳のくぼみに入れてヘッドフォンを支えるパーツで、本体にはサイズの異なるアークサポータが付属),USBケーブル,充電用バッテリ内蔵イヤフォンケースと取扱説明書等の冊子2種です。

基本、通勤での利用なので、防滴や運動中に外れにくい等はどうでも良く、ノイズキャンセリングや、環境音の取り込み(マイクで収音)のほうが、電車利用者には有り難い機能です。

スペックは、以下の通りです。

本体は、見た目ちょっと大きめですが、装着すると違和感もなく、大きさや重量も気になりません。

本体は、充電1.5時間で、再生3時間(ノイズキャンセルON/OFFに関係なく)で、付属のイヤフォンケースに充電バッテリが搭載されていて、イヤフォンケースが満充電(充電時間3時間)であれば、イヤフォンの充電が2回行えるようです。

イヤフォン自体に電源スイッチはありますが、イヤフォンケースに入れると自動的に電源OFFになり、充電を行います。

本体の充電が始まると、赤のLEDが光ります。ケースから取り出すと、電源が入った状態では、ブルーのLEDが点灯します。

ケース自体は、micro USBで充電するのですが、USB端子横に充電インジケータとして、充電中は赤のLEDが点灯します。
仕様自体は良くできているのですが、ケースに収納するというワンアクションが面倒です。

使う時は、ケースから取り出して、耳に挿すのですが、順番があります。

最初は、左耳用のモジュールをケースから外して、耳に挿します。

耳に挿し終わる迄には、"パワーオン"と英語で喋ります。右チャンネルも同様にケースから出して耳に挿すと、同じく、"パワーオン"と英語で喋ります。

右チャンネルを耳に挿すまでには、"ブルーツース コネクテット"というメッセージが左チャンネルから聞こえます。リンク速度はとても速いです。(SONY Experia ZX Premium)

右チャンネルを指して、一呼吸置くと、"バッテリーレベル ハイ"と、バッテリの残量を喋ってくれます。

本体にも、左右各々にスイッチが1つ付いていて、電源スイッチ兼選曲ボタンとノイズキャンセル/アンビエントコントロールのON/OFF設定ボタンが付いていますが、スマートフォンにアプリケーションをインストールすると、様々のコントロールや設定ができるようになります。

肝心の音ですが、重低音重視と云われるだけあって、イコライザ調整しなくても結構しっかりした低音が再生されます。

更にイコライザの設定を変更すると、BOSEっぽい重低音が再生されます。

低域をブーストしても、中高域がマスクされることなく、心地よいサウンドです。

個人的には、映画を観る時の臨場感が増し、満足しています。

通勤時間を考えると、イヤフォンケースを持ち歩かないと、2日目には充電が切れそうなので、会社で本体をケースに収めて、ケースのバッテリで充電することが必要です。

約2カ月近く使ってみて、ケースへの収納がちゃんとできていないで、充電されず、なおかつ充電されないということは電源も切れない状態で動作を続け、退社時に "バッテリー レベル ロウ" と云われたことが2度あります。数分で再充電するようメッセージが再生され、電源が切れました。ケース収納時のクリック感がもう少しあれば良いのですが、最近では充電LEDの点灯を確認して、ケースの回転蓋を閉じるようにしています。