マニュアルや保証書以外の付属品は、バッテリ，USBケーブル，装着バックル，60ｍ防水ハウジングです。

付属品（左からバッテリ，USBケーブル，装着バックル）

左の装着バックルにも改良点が観られます。

装着バックル比較

右のFDR-X3000用のバックルにはネジに取っ手が付いていて手で締め付けることができます。

60ｍ防水ハウジング

レンズ部は、平面ガラスとなっていて逆光時に映り込みが少ないだけでなく平面性も良さげです。

5月29日の立山にスキーに行ってきましが、大雨が降った直後らしく、どこもかしこも縦溝だらけで雪質のコンデションは最悪でした。標高を上げると縦溝は浅くなるものの雪質も固くなり、強烈な振動を緩和するために膝を深めに曲げて滑りましたが、それでもヘルメットがガタガタと揺れてしまいます。もちろんアクションカムはヘルメットに付けています。

それにもかかわらず動画は期待以上にスムーズです。ソフト的な処理はマルチビューに加工し、ネットに上げるために解像度を下げているだけでソフト的なスムージングは行っていません。それでも、このスムーズさには感激です。

HDR-AS30Vでの欠点は、改良されている。

1. HDR-AS30Vでは、どのボタンが押されても電源が入ってしまい、不用意に電源が入ることによって撮影時にバッテリがなくなってることが多かった。
   ⇒電源ボタンは上部に一か所のみで窪んでいるので、不用意に電源が入らなくなった。
2. HDR-AS30Vでは、操作音量が小さく、強風時にヘルメットに装着した時の操作音が聞こえなかった。
   ⇒操作音量が大きくなり、ヘルメットに装着しても聞こえる。
3. 本体のみで十分な防滴性がある。
4. 本体に三脚ネジ穴がある。
5. HDR-AS30Vでは、ハウジングのレンズ部が局面である為、逆光時に写りこみが多い。
   ⇒平面ガラスになって、映り込みが少なくなった。
6. 装着バックルを締め付けるのに手で締め付けることが出来ず、硬貨等の道具が必要
   ⇒取っ手が付いた。

Sonyのアクションカムとしては、フラッグシップ機なのでコストパフォーマンスを求めることは無意味とは思いますが、明らかに60m防水のハウジングは不要でしょう。それよりもMCプロテクターの AKA-MCP1で十分でしょう。しかも、このハウジングには録音用の穴が空いておらず録音音量がとても小さくなってしまいます。

ハウジング比較

左のHDR-AS30Vのハウジングには録音用の穴が開いているのが分かります。60m防水のハウジングには穴があけられなかったと言うことでしょうが、60m防水のハウジングが必要なダイバーはベテランダイバーだけでしょうね。

MCプロテクターの AKA-MCP1

1. 本体の防滴性能：IPX4
2. 動作温度：-10度～40度
3. 重量（バッテリ含む）：114g
4. イメージセンサ：1/2.5型 Exmor R CMOSセンサー
5. 有効画素数：約818万画素(16:9) 
6. レンズF値：F2.8
7. 画角（35mm換算）：f=17mm(ワイド),f=23mm(ミディアム),f=32mm(ナロー)
8. 最短撮影距離：約50cm
9. ブレ補正：空間光学手ブレ補正（4K撮影時でも可）
10. 動画記録画素数/フレームレート：以下の様に豊富な選択と高フレームレート撮影に対応
    ＜MP4＞
    PS：1920x1080 60p/50p
    HQ：1920x1080 30p/25p
    STD：1280x720 30p/25p
    HS120(HS100)：1280x720 120p/100p
    HS240(HS200):800x480 240p/200p
    ＜XAVC S 4K＞
    30p/25p:3840x2160 30p/25p
    24p:3840x2160 24p
    ＜XAVC S HD＞
    120p/100p:1920x1080 120p/100p
    240p/200p:1280x720 240p/200p
    60p/50p:1920x1080 60p/50p
    30p/25p:1920x1080 30p/25p
    24p:1920x1080 24p
11. 静止画記録画素数：約1,200万画素
12. Wi-Fi機能でスマートフォンやタブレットで操作可能
13. 操作音の音量やON/OFFが設定可能
14. 一定時間の映像を記録し続ける「ループ録画」が設定可能
15. タイムラプス撮影可能
16. アクションの軌跡まで残すモーションショット撮影可能
17. 高速連写モード:10枚/秒、5枚/秒、2枚/秒
18. アクション中に、ライブストリーミング可能

HDR-AS30Vでの欠点は、解消されていると言っても良く、ブレ補正も抜群でアクションカムとして完成度が高くなっていると思います。

今後は、HDR-AS30Vとの2台体制で撮影し、マルチビュー編集すれば2台のカメラを同期して動画にしたりしてみたいと思います。