鬼才 デル・トロ監督の「パシフィック・リム」
昭和生まれの大きなお友達が ずっと観たかった こんなのが観たかった
思わず膝を叩く 鑑賞後 しばらく席から立てない
個人的には アカデミー賞を受賞した「シェイプ・オブ・ウォーター」より好きな作品です。
そのシェイプオブウォーターの制作に忙殺されていたデル・トロ監督は
パシフィック・リム・アップライジングの監督を譲り、S.D.デナイト監督に譲り
主役にスターウオーズのジョン・ボイエガを抜擢
果たして?
戦いは暗いところで
家内は町内会の会議に出るとのこと もとより怪獣映画には興味がないようです
割引特典を利用して1,200円のチケットを入手し、お一人様で鑑賞。
私が観たのは吹替版でしたが 明らかに字幕版の方が入りが良いようです。
日本人が出演している海外作品の吹替版には、本人が声を当てていないことが多いようですが
その例に漏れず菊地凛子さんも画面だけの登場でした。
前作パシフィック・リムは、昭和生まれの大きなお友達が
ずっと、ずっと待っていたところの
ジェットビートルが垂直着陸する時に下方に噴出する炎が自らを焦がしているコト。
ウルトラホーク1号がカタパルトから発進する時に、
後方に滑り落ちないように機体下部に備わる突起を外すようにしながら発進するコト。
飛行体はピアノ線とセットだったコト。
ウルトラマンにもウルトラセブンにもジッパーが見えるコト。
足元はブーツだし、手袋履いてるコト。
怪獣がタンクローリー車を踏んだ時に ズルっと脚をすべらせるコト。
数えきれないコト
見て見ぬふりをしていた「我慢」をする必要が一切無い 最新の最高の怪獣映画だったのです
前作では夜の戦いが多く 人が死に、人が痛みを感じる表現が多かったのです。
フランケンシュタインの怪獣サンダ対ガイラでは、羽田空港に現れたガイラが、タラップ上の
スチュワーデスをつまみ上げ、その後、路面に落ちる衣服だったか花束だったか。
コミカルな表現でも知られているヘドラですが、地下室でゴーゴーダンスに興じる若者たちを
恐怖に陥れるシーンがありました。
初期ゴジラも、初期ガメラも、基本は夜間に暴れ回っていました。
怪獣は夜 それは昭和の怪獣映画のお約束と言っても過言では無いと思うんです。
残念ながらパシフィック・リム・アップライジングでは、その伝統は踏襲されませんでした。
もし次回作があるなら デル・トロ監督に戻ってきてほしい そう願わずにいられません。
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購入金額
1,200円
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購入日
2018年04月15日
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購入場所
MOVIX京都
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