GS1事業者コード(JAN企業コード)申請書
[ JANコードがあると製作販売が出来る ]
JANコードを2012年ぐらいに取得していました。当時から斜陽の差し掛かったアニメーション業界で、脱TVアニメーションを目指し、アニメーションの自主販売、自主流通を目指したからです。
いわゆる同人というジャンルで、ゲーム・アニメーションの製作販売を開始したのが2008年。当時は3Dアニメーションというジャンルはニッチでした。3Dの表現能力の上限が低かったということ、Blenderのような無料ソフトがなかったことが理由です。最近は凄い3Dゲーム・アニメーションが増えて嬉しいやら悲しいやら。テレビアニメーションでもオール3Dアニメーションが増えて、ちょっと早かったのかなと後悔したり。
JANコードを取得することが可能になれば、漫画・ソフト・アニメーションをamazonや大手流通さんで販売することが可能になります。書籍流通は書籍コードと呼ばれるものを取得しないと本屋さんで商品販売できませんが、ネット通販会社であれば、最近はJANコードだけでも販売が可能です。
[ 個人でJANコードは取得出来る ]
JANコードを登録できるようにするための申請費用は、10800円です。この金額払えば3年間登録し放題です。3年おきに更新料として10800円かかります。
個人でJANコードって取得できるの?と疑問に感じる人が多いでしょう。実は取れます。チョウ簡単に取れるのです。
まず下記の「一般財団法人 流通システム開発センター」へweb上から申請しましょう。その際には、個人・個人事業主・会社の選択ができます。個人の場合は個人名を、個人事業主届け出を出している人は屋号を、会社で取る場合は会社名を記載することになります。
GS1事業者コードの登録申請方法
http://www.dsri.jp/jan/jan_apply.html
業種や取引先といったデータを記載することになります。説明をちゃんと読めば難しいことはありません。取引先には「amazonやDMM、とらのあな」なんて書いてok。あとは年間の取引金額が1億円までであれば、10800円の振込を行うだけで完了です。
[ 個人事業と青色申告は申請したほうが良い ]
個人名でJANコード申請出来るけど、これを機に個人事業主と青色申告の申請をしたほうが良いでしょう。オレの場合は、当時アニメーション制作会社の社員でしたが、社長にちゃんと話して個人事業主届け出をキチンと出した上で、JANコード申請を行いました。
個人事業主届け出は、会社員でも出すことが出来ます。青色申告申請とセットにすることで副業の申請を行うことが出来るのです。メリットは、かかった経費を申告することが出来ること、65万円を売上からマイナスして申請できること、3年間の赤字を繰り越せること、です。なので、毎年20万円以上副業で稼ぐ人は、必ず得するので「個人事業主届け出」「青色申告申請書」は税務署に提出しましょう。
[ 昔は小冊子を商工会議所で買う必要があった ]
今は上記のネットから申請できます。送料も無料ですから良い時代になりました。
数年前までは1080円の小冊子を商工会議所で購入する必要がありました。費用もかかる上に面倒でした。1080円の小冊子の最後のページに付いている振込用紙、たった一枚のために購入する必要があったんです。横浜まで買いに行ったのを覚えています。そこで小冊子を読んで登録用紙に記載を行いました。
振込用紙に10800円と記載して、郵便局で振込完了でした。
ちなみに、まだこの方法で申請することも可能です。勿論メリットはありません。ネットで完結するほうが絶対良いです。
はじめてのバーコードガイド -新規登録用- (GS1事業者コード登録申請書付)
http://www.dsri.jp/seminar_book/publication/book/
[ JANコードは標準タイプ13桁(メーカーコード9桁) ]
JANコードは13+1桁=14桁になる。メーカーコードは最初の9桁。商品番号が4桁。最後の1桁は、コードが正しく設定されているかチェックするための数字になる。
[ カナダ大使館と同じビルに流通システム開発センターがある ]
2015年に急いで手渡しで更新しに行きました。期限ギリギリで申請が間に合わなそうだったからです。この頃は振込用紙を送る必要があったので、郵送だと間に合わない可能性があったのです。一般財団法人 流通システム開発センターから更新のための振込用紙を送ってくれていたのですが、アホのオレはすっかり忘れていて、思い出して期限日ギリギリに汗だくで手渡ししました。
カナダ大使館と同じビルにあるのですが、テロ警戒のためにいっぱい警察官がいたのを覚えています。おれはひと目でイカれたやつだとばれてしまうので、職務質問をされることがあまりにも多いのでドキドキしちゃいました。運が良かったのか、この日は職質ありませんでした。
[ さあ、これで君もこっち側の人間だ! ]
世間から冷たい視線を浴びて、極貧に耐えて、コミケや同人ショップで自分の作品を販売する事ができるようになるぞ!これで君もこっち側の人間だ!
もしくは、出たばっかのマザーやCPUってチョウ高いじゃん。日本で販売されないスマホやタブレットも多いじゃん。そういう物を個人で輸入販売する業者になれちゃうと思う。副業と趣味を兼ねて面白いんじゃないかな。zigsowでレビューして、それを販売すれば一石二鳥だぞ!
夢とリスクがいっぱいの個人事業の世界へ、ようこそ、がんばってね。
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購入金額
10,800円
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購入日
2018年04月09日
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購入場所
一般財団法人 流通システム開発センター
まーくんZさん
2018/04/10
2000年以前の話ですが。
プレカリアート真面目明さん
2018/04/10
JANコードさえあれば物販できるのは以前からでしたね。通販絶好調で今後もっと取得する人増えると思います。