バイオーグトリニティ 大暮維人・舞城玉太郎
どうにも読みづらいところが逆に真剣に読むきっかけになって、より印象深くなる、そんなレイアウトとストーリー構成です。大暮維人自体は昔からレイアウトもストーリーもわかりやすかったはずなので、原作者によるものでしょうか。
インパクト重視だからこそのストーリーぶつ切りなんでしょう。それがとてもスピーディーに展開されていくさまは、映画でいうとソダーバーグのトラフィック。読みながら、ああ、そういうことなのかという新しい発見が生まれて楽しいです。
主人公・藤井は、バイオバグを発症させてしまい狩られる側になってしまった。親友の穂坂は藤井を助けるためにハンターと戦って、死ぬ寸前。穂坂を自分に取り込んで敵を倒スけれども、あれ?その後は突如学園ドラマに展開中。
バイオレンスと理不尽ギャグ、そしてときどき深刻な人間ドラマです。ぬるい、今どきの青年誌に飽きた人に特にオススメしたい。
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購入金額
540円
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購入日
2018年03月08日
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購入場所
amazon
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