シャチハタネームに代表されるシヤチハタの製品は、多孔質のゴムを利用しております。

ゴムにカーボンと食塩を混ぜた原料を型に入れて成形したあと、煮沸することにより食塩分を排出し

多孔質のゴムが出来上がります。　

その配合にはゴム印としての形状維持力と多孔質を利用したインキの浸透率のバランスを得るための

ノウハウがあるのだと思われます。

公文書や長期に渡って保存するべき書類にシャチハタネームが認められない理由は、大量生産品ゆえの同一品が多いことと、ゴム印故の印影の変質があるそうですが、実際にシャチハタネームの形が崩れることは無いように思えます。

完成度の高い良品だと思ってます。

で、このジョインティの構造を説明しますね。

写真親指の横に小さな△が見えますが、円筒を左右にズラすことでロックをかけることが出来ます。

人差し指の部分が押印すべき紙部分だとお考えください。

押し込みますと

巧妙に仕込まれたカムと最適化された支点の仕事が素晴らしく、円盤状の印面が180度回転しつつ

印面に向かいます。

これはちょうど半分押している状態なので、盤面は90度回転しているとお考えください。

３/４押している状態　１３０度程回転しているとお考えください。　スムースに動きます。

完了　盤面は回転しながら押すべき紙に向かって移動します。

仕事が終わると、また回転しつつ元の場所に戻るのですが、その先にはインクが染み込んだスポンジ朱肉が待っているという構造です。

途中

ぐっと押します　　それを繰り返します　バンバン押せてます

写真のコントラストが低いのでわかりづらいのですが、指の反対方向に円周に沿った切れ目があります　それを左右に回転させて　ロック・アンロック　できます

矢印と筐体の窪みでそれを知りますが、ロック・アンロックの中間で本体底部を引き抜くことが出来ます。　かなり力が必要でして、指先の脂を落としてからの作業をオススメします。

引き抜くと　このように　３つのパーツに別れます。

インクの補充は分解せずとも可能ですが、スポンジ自体を交換する場合は　このようにして行います。　製品付属の取説に詳しく書かれておりますが、前述の通り　力が必要な作業でした。

力を入れすぎて壊してしまったらどうしよう？

そうお感じになる方がおられるかもしれないと考えて、「大丈夫・できるよ」という証拠写真を

掲載しました。

シャチハタネームより　特に優れている処は見当たりませんが、

送料込みで６７８円と比較的低価格なので

期限切れ間近の楽天ポイントの消費用に好適だと思います。

筐体色も多くのバリエーションから選択可能

引き出しの中から見つけやすいように、落としてもすぐに見つけることができるように

白色を選びました。

認印って　数本あると便利でしょ。

印字の書体も選択可能ですが、発注から送付まで１週間前後が必要になると思われます。