自転車のチェーンをつなぐピンです。

チェーンをつなぐ方法は様々存在するかと思われますが、このピンによる方法は、シンプルな手動工具で確実に作業ができます。

アンプルタイプのコネクティングピンとなっています。

使用前のピンの長さはチェーンの幅の約２倍あり、長さの中ほどに設置後折るための溝があってテーパーの付いた側は差し込むためのガイドとなります。

結合するには、チェーンを結合したい部分で重ね、ピンをテーパーのついた側から重ねた穴に差込み、さらに工具でピンを押し込みます。ガイド部分は反対側へ飛び出るので、その部分を折り取ります。工具で押し込む量には注意する必要はありますが、チェーン側の部材がピンにピタッとはまるようにピンに浅い溝が形成されているので失敗は少ないです。

はじめての作業でしたが、説明書を頼りに、動画なども参考にしつつ問題なくチェーンをつなぐことができました。実際に走行したところ、外れる様子もなく確実につなぐことができたようです。

シマノのチェーンにはこのピンが1個付属していますが、つなぎ直す場合にはピンのみを買い足す必要があります。

かつては外したピンを再利用するようなこともあったようですが、このピンは再利用はできないことになっています。実際、一度外したピンを再びチェーンの穴に挿入することは無理です。また、穴の径が広がるので同じ箇所での付け外しは１回限りとなっています。

説明書：

http://cycle.shimano.co.jp/media/techdocs/content/cycle/SI/Chain/SI_09R0A/SI-09R0A-001-Jpn_v1_m56577569830688498.pdf

このように差し込んでおき、チェーンカッターで押し込みます。

このあと、反対側に飛び出た部分を折って除きます。