裏ラベルに　酒母絞り　と記載されています

この酒母絞りが意味するのは

普通の日本酒は　出来上がった酒母に水と蒸し米を3回に分けて投入し、

ゆっくりと発酵を進めつつ仕上げます。

対して

この『玉旭 ECHOES』は発酵の中期から後期段階をすっ飛ばして絞ったお酒ということになります。

市場に受け入れてもらえるか　販社が管理してくれるか　定番にするには勇気が必要だったはず

でも日本酒より白ワインが好き　という女性たちに向けて　だと思うのですが英断が下されました。

精米歩合　60％

チューリップ花酵母使用

度数　　　12度

日本酒度　　見たこと無いマイナス55

酸度　　　　驚きの8.0

色は少し黄味がかっております　にごり酒ではありません

発泡の感覚を覚える程の酸味　しかし普通の日本酒とは思えない甘み

和三盆をヨーグルトに、丁寧に丁寧に混ぜ合わせたような感じ　これで伝わりますか？

純米生原酒だと！　笑わせるな　という声が聞こえるかもしれません。

赤身のお刺身には合わないかもしれません。

でも　例えば食前酒になら　富山や氷見のお魚とも合うでしょう。

その個性を活かす組み合わせを考えるのはたのしいかもしれません。

私たちは大晦日のお蕎麦とお寿司に合わせていただきました

すごく個性的なお酒です　でも、また会いたくなる　そんな富山の玉旭　ECHOES　でした。

いただきものですが　参考に価格を書き添えます　四合瓶で1,728円　一升瓶で2,808円