X68000では、下の方の表示が切れます。これはVGA用液晶モニターでは普通に起こる現象なのでXVICompactや030のVGAモードが必要ですね。

PC-9801の24kHzも表示は出来ますが、最大に映る状態にしてもこれ位です。かなりはみ出るので、起動確認程度です。

15kHzのRGBは完全に無反応でした。コンポジットに関しては当たり前ですが普通に映ります。

10インチでWUXGAなので中身が詰まった感もあって良いのですが、レトロPC向けには向いていませんでした。

肝心の映りですが、光沢液晶で発色はいいものの、暗いシーンでは上部のLEDランプが目立ちます。またドットバイドット表示にした際、ペンタイル液晶なのか、文字の色にじみが気になるかと思います。元々はBNC端子や金属フレームでの丈夫さなどから、監視モニターや動画確認向けなのかも知れません。

一番気になるのは電源オンで点灯する前面のLEDがむちゃくちゃ明るすぎることです。100均で丸いシール貼って押さえていますが、まぶしすぎるのは覚悟した方が良いです。

小さい操作ボタンですが、別途リモコンが付いているので操作性は悪くないです。メディアプレイヤー機能もあるのでUSBメモリーの動画なんかも見れます。

ただし端子類がすべて下を向いているので、付属のスタンドの高さの隙間だと、柔らかいケーブルが必要です。USBメモリーも長さが長いと隙間が足りなくなります。

とは言えミニチュア感で使えるのでNUCやスティックPCを延長ケーブルで使えば面白いかも知れません。

この製品自体OEMなのか、Amazonでも同型で別ショップの物が売られているようです。また自分が購入した時より、今は少し値段が上がったようです。