今回は『東プレ株式会社製』のREALFORCE SA(R2SA-JP3-BK)のレビューとなります。
過去にもREALFORCEのレビューを上げているのでコチラも合わせてご覧下さい。
東プレ株式会社とはどんな会社なのか知らないという人が多いと思うので、先ずはこれを見て下さい。
東プレ製品でよく見かける物・使用する物と言えば『コンビニやスーパーの配送トラック(冷凍・冷蔵機)』『セブンイレブンに設置されているATM(暗証番号や金額を入力するスイッチ部分)』です。
これまで自宅ではREALFORCE108P-S(SI01TS)というPS/2接続のモデルを使ってきました。
なお、職場では上司に持ち込み・使用許可を貰ってREALFORCE91UBK(NG01B0)を使っています。
2019年7月のRyzen3000系デビューに合わせてCore i5-6500からRyzen7 3700Xへの変更、OSをWindows7からWindows10へ変更しました。
CPUと共に購入したコレにREALFORCE108P-Sを載せるのを止めた途端にPC起動時に不定期に発生していたキーボードの認識不良がピタッと収まりました。 悪さをしていたのはテメーかい!!
認識不良の原因が判明が分かったと同時に、症状が収まってしまったのでREALFORCE SAを購入する予算が丸々余ってしました。
欲しいパーツもありませんし、2019年10月から消費税が上がってしまいます。なので勇気を出してREALFORCE SAを購入してみました。
REALFORCE SAの仕様
日本語配列のフルキー版(黒色)のREALFORCEは5モデルに別れています。
・REALFORCE RGB(荷重All45g±15g、ABS樹脂製2色成形キーキャップ)
→ 1680万色に光らせる事が出来るLEDバックライト内蔵のゲーミングキーボード
・REALFORCE(荷重All45g、PBT樹脂製キーキャップ/レーザー印刷)
→ 基本モデル
・REALFORCE S(荷重All45g、PBT樹脂製キーキャップ/レーザー印刷)
→ 静音モデル
・REALFORCE A(荷重All45g、PBT樹脂製キーキャップ/墨色昇華印刷)
→ APC(アクチュエーションポイントチェンジャー)対応モデル
・REALFORCE SA(荷重All30g、PBT樹脂製キーキャップ/墨色昇華印刷)
→ 静音+APC(アクチュエーションポイントチェンジャー)対応モデル
とにかくREALFORCEを使ってみたいけどどれを選べばいいのかわからない・・・という方もいると思います。
とりあえず考えられるアドバイスをしようと思います。
①、キーキャップ印字が消えにくいと言う点を最優先と考えている方向け
『REALFORCE A(昇華印刷)』『REALFORCE SA(昇華印刷)』『REALFORCE RGB(2色成形)』
②、ビカビカに光るキーボードが良い
『REALFORCE RGB』
③、静音であることが最優先と考えている
『REALFORCE S(静音)』『REALFORCE SA(静音+APC機能)』
④、押し下げ圧は軽ければ軽いほどGood!と考えている
『REALFORCE SA』
では、そんなわけでREALFORCE SAの仕様を見ていきましょう。
メーカー:東プレ株式会社
商品名:REALFORCE SA
型番:R2SA-JP3-BK
発売:2017年12月
製造年月:2019年7月
製造国:日本(神奈川県)
キー配列:日本語
キー数:108キー+APC用に4キー
キーストローク:4mm
キーキャップ素材:PBT(ポリブチレンテレフタレート)樹脂
キーキャップ印字:昇華印刷(墨色)
押下圧:30g
キー種別:静音+アクチュエーションポイントチェンジャー対応の静電容量無接点方式
スイッチ寿命:5000万回以上
REALFORCEは本体だけでなく、外箱もフルモデルチェンジしたようです。
これまでの『The 業務用!!』の香りしかしないパッケージから、高級感を漂わせつつ売り場で目立つようなパッケージへと変更してきました。
箱を開封するとこのような感じとなっています。
REALFORCE SAには一体型キースペーサーが付属しています。そしてキープラーも付属しています。
ちなみにヨドバシで買うと「WASDキーキャップ」が別途付属しますが、俺が購入したのはツクモなので付属しませんでした。残念・・・。
このREALFORCE SAは黒色キーキャップに墨色の昇華印刷を採用しているので暗い場所だと見にくいです。
しかし、王道アイボリーモデルと違ってカナ文字が刻印されていないので結構すっきりした感じとなっています。
ちなみにAmazonなどの商品画像を見るより、店で実物を見て・触って決めた方が後悔しないと思います。All30gは思ってる以上に軽いですから『こんなはずでは・・・・・』となりかねません。
REALFORCE SAの購入を考えている方は(何度も言いますが)店頭で実物を見て・触って確かめてから購入をするしないを決めて下さい。
イマドキのデザインに他社が逆立ちしても真似出来ない新機能を載せてきた
では、キーボード本体を箱から取り出してみましょう。
REALFORCE SAの下にREALFORCE108P-Sを敷いてみました。
旧モデルと比較すると奥行が16%コンパクト化!!っと謳っていますがその通りですね。 更に外見がシャープになったのでよりコンパクトになったように感じさせます。
ただし、スペースキーが1.7倍も大きくなった点については『賛否』が別れています。大きくなって使いにくいじゃねーか!!等の否定意見、最近のキーボードはスペースキーが大きいし言うほど使いにくいかね?など意見は色々となっています。
俺はスペースキーが大きくなっても使いにくいとは感じませんでした。
今回のREALFORCE SAは日本語配列の108キーモデルですが、実際は112キーあります。
余分なキー4つの機能は、「アクチュエーションポイント(1.5mm・2.2mm・3mm)の調整(一番右上のキー)」、「音量調整用(3つのキー)」となっています。正直、音量調整用は殆ど使わずに終わる人が多いような・・・気がします、たぶん。
今回のREALFORCE R2はサイズも大幅に変わりましたが
『外見がスタイリッシュになった』ことも大きな変化だと思います。
旧モデルはデビューが2001年と時代遅れ感が非常に色濃く出てしまってましたし。
裏を見てみるとケーブルスリッドが3方向に出ています。
フルキー版の旧型REALFORCEが抱えていた最大の弱点が今回のモデルチェンジでようやく解消されました。
それだけでなく、滑り止めも2カ所から4カ所へ倍増し、その大きさにも手が加えられました。 打ち込む力が強い人でもコレなら安定した打鍵を実現出来るはずです。
逆に『なんで手を加えてしまったの???』という所も見受けられます。
それは「分解させないように封印シールをつけた」点です。
理由として考えられるのはYoutubeなどで基板やキーボード内部の構造を公開されるのを嫌ったのかもしれません。奥行きをどうやって短縮したのか見る人が見ればわかってしまいますからね。
REALFORCE Software
REALFORCE A、REALFORCE SAの2モデルはREALFORCE Softwareという専用のソフトに対応しているモデルです。
このソフトで何が出来るか、紹介したいと思います。
①、アクチュエーション(=入力点)の調整
REALFORCEが採用している”静電容量無接点方式”だと「電極が接することなく一定レベルに近づけば回路が接続されてキー押下を認識する仕組み(東プレHPより抜粋)」となっています。
その点を活かし、ソフトウェア(REALFORCE Software)で入力点を調整出来るようになっています。
ちなみに、キーボードのモデルがアイボリーモデルだとキーボードの色が黒では無くアイボリー色となるので安心して下さい。
入力点の調整はソフト左上の『APC』をクリック、個別設定or一括設定の好きな方を選んでクリックして下さい。
ちなみに一括設定の画面で選択出来るアクチュエーションはAll1.5mm・All2.2mm・All3mmとなります。 Enterキーだけ3mmにして他は1.5mmにしたいと言う場合は個別設定あで選択しなければいけません。
上記画像のように『このキーは誤爆しやすいからアクチュエーションを3mmにしよう』『このキーは何かしらで使ってるからアクチュエーションを標準の2.2mmにしとこう』などとこだわって設定すると手間と時間が掛かります。
しかし、他社のキーボード制御ソフトにない機能なので最初は面白いかもしれません。
最近のゲーミングキーボードでも見かけるキーロック機能もこのソフトは備えています。
ロックを有効にして、あとは無効化したいキーをクリックするだけなので操作は非常に簡単です。
一通り設定をしたら保存しなければいけません。その方法は「設定をクリック」「キーボードへの保存をクリック」して保存するだけです。
ちなみに、設定を弄くりすぎて収拾がつかなくなった際は出荷時設定に戻すことも可能です。そのやり方も、設定タブ→出荷時設定の読み込みを選択するだけと非常に簡単です。
インジゲーターLEDも色の変更等もこのタブに含まれているので是非試して欲しいです。
ヒマだったのでプロファイルを開いてみました。 すると押し下げ圧やフルキーorテンキーレス、配列毎に細かくプロファイルが用意されていました。
コレ、どのように使うかと言うと
使う機会があれば試しに使って見ようと思いますが・・・
キースペーサーを試してみる
アクチュエーションポイントチェンジャーに対応しているREALFORCE A、RELFORCE SAには一体型キースペーサー(2mm厚・3mm厚が各1枚ずつ)が付属しています。
今回は2mm厚のスペーサーで試してみようと思います。
先ず、このようにキーキャップを外します。
その際にスペースキーの部分にあるスプリングを無くさないように注意して下さい。
あとはスペーサーを入れてからキーキャップを取り付けていくだけです。 ちなみに殆どのブランジャが紫色となっているのは『静音スイッチ』である証です。
通常モデル・APCモデルに関しては全てのブランジャが黒色となっています。
逆に静音モデル(REALFORCE S)とREALFORCE SAは殆どのブランジャが紫色となっています。
通常モデル・静音モデル共にキーの構造は旧モデルと変わらない・・・はずなので、旧モデルと同様非常に静かです。
スペーサーがクッションになるお陰か、静音モデルよりも打鍵音はより小さくなっています。 より静音を求めるユーザーならSAを買うべきですがAll30gと荷重が軽すぎるのが難点なんですよね・・・リアフォ初購入の方が使いやすいであろう変荷重モデルのデビューが待たれます。
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購入金額
24,889円
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購入日
2019年09月頃
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購入場所
ツクモ
北のラブリエさん
2019/09/21
今使っているRealForceが簡単に壊れるとは思わないですが、もし壊れたらこれもいいなあ。
Takahiroさん
2019/09/21