成り行きではあったものの、PlayStation3をPlayStation4に入れ替えることになったのですが、一つ困った点がありました。それはPlayStation3に純正オプションとして用意されていた、AVリモコンが用意されていないという点です。
以前から書いている通り、私はPlayStation4をゲーム機として使うつもりはなく、DLNA対応のメディアプレイヤーとして捉えていますから、完全にゲーム用となるDualShockコントローラーで操作するのは決して便利とは言えません。
PlayStation3の純正リモコンは、使い勝手はほぼDVD/BDプレイヤー用として不都合無い出来のものであり、これを使うようになると、ゲーム用のSIXAXISで操作しようとは思わなくなる程度には便利でした。これがあったのでメディアプレイヤーとして重宝するという部分もあったほどです。
しかしながらPlayStation4には、メディアプレイヤーやtorneアプリが提供されるようになってからもリモコンは発売されておらず、この辺りにPlayStation4に対する取り組みの中途半端さが伺えてしまいます。
その代わりといっては何ですが、家庭用ゲーム機の周辺機器を中心に商品展開している株式会社ホリから、PlayStation4のAV機能に特化したリモコンが発売されていましたので、今回は代わりにそちらを購入してみました。
なお、現在は機能を簡略化して、動画サイトとBD等のプレイヤー機能に特化して、価格を下げた「リモートコントローラー for PlayStation4」という製品が用意されていますが、私の場合はAVマルチリモコンとして使えるこちらを敢えて選択しています。
TVやAVアンプもこれ1台で操作可能
私のPlayStation4はリビングのTVに接続していて、ここにはAVアンプは用意していませんが、それでもTVとPlayStation4を同じリモコンで操作できることにはメリットはあります。
具体的には、操作面上部の「DEVICE」ボタンで操作する対象機器を選択して、後は通常通り操作するという形です。
前述の「リモートコントローラー for PlayStation4」と比較すると、動画サイトの閲覧に限っていえばやや対応度は下がるようですが、国内主要各社のTVについては概ね対応しているという辺りはメリットでしょう。TV専用のマルチリモコンでも2千円前後は普通にしますので、このリモコンのコストパフォーマンスはそれだけでも良好といえるのではないでしょうか。強いていえば海外ブランドのTVや、販売店ブランド(ノジマのELSONICやヤマダ電気専売のフナイなど)、ややマイナー系ブランド(ORIONなど)には対応していないようです。
AVアンプについては試していないのでなんとも言えませんが、SONY、DENON、YAMAHA、Pioneer、ONKYOの製品に対応しているとのことです。まあ、ここ最近コンスタントにAVアンプを発売している国内メーカーはこの辺りしかありませんからね…。
実際に使ってみると、PlayStation4用としての使い勝手は、PlayStation3用の純正リモコンと大きくは変わらないという印象です。強いていえば私のPlayStation3 BDリモコンは前期型で、何のボタンを押しても本体の電源が入ってしまうという弱点がありましたが、このリモコンではその辺りの動きは常識的な分、むしろ便利かも知れません。
どういうわけか最近このリモコンを売っている店があまりなく、プレミア価格で売られている場合が多いという辺りが最大の問題でしょうか。今回はたまたまジョーシンの通販で見つけることが出来て、値段も手頃ではあったのですが、実質的には流通在庫のみで終了ということなのかも知れません。
純正品が用意されていない以上、この製品の存在価値は非常に大きなものがありますので、安定供給されてくれることを願います。
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購入金額
3,480円
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購入日
2017年11月24日
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購入場所
ジョーシン
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