ライブ録音で失敗しない。
レコーダーでの録音は演奏会だったり、野鳥の声だったり、いろいろなケースがありますが、私は主にライブ演奏の録音で使用しています。これまでは、音声用のメインにTASCAM DR-07、バックアップ用にzoom H1、動画も同時に撮れるzoom Q2HDを併用しています。
録音時はレベルメータを見たり、ヘッドフォンでモニタしながら録音するのが確実なのですが、ライブでは自分も出演者だったり、雑用係だったりして、レコーダーを構っている時間がないことが多いです。そのため、リハの時に録音レベルを決めて、2台のレコーダーで片方はちょうどいいくらいのレベル、もう1台は余裕のある低めのレベルにして、録りっぱなしにしています。それでうまく行くときも多いのですが、メインが音が大きすぎれ音割れ状態、サブはレベルが低すぎ、と失敗してしまうこともありました。また失敗を恐れるあまりメイン、サブともレベルが低すぎになってしまうこともあります。
DR-44WLなら1台で確実に録音できます。理由は2つあって、一つ目はかなりの大音量まで音割れせずに録音できるマイクが付いていること。そしてもう一つDR-44WLを導入した最大の理由でもあるのですが、dual録音機能で、設定より少しレベルを下げたバックアップ録音ができることです。
dualモードにして録音するだけで、ファイル名の後ろに"D"が着いたレベル低めのファイルができます。録音から帰って、聞き直し、レベルオーバしている曲があれば、その曲だけ差し替えれば完了です。録音レベル以外はサンプリング周波数やビット数はメインと同じになります。そのため使用するメモリカードは余裕のある容量がいいです。SDカードは、SDXCに対応していますので、32GBや64GBにしておくと安心です。私は48kHz/24bitで録音していますので、32GBで15時間、64GBなら30時間(ステレオ録音の半分の時間)録音できます。
何度かdualモードで使用しましたが、失敗せずに録音できています。
サイズは大きいが、音質はよく、WiFi機能も便利。
失敗しないレコーダーということでとても頼りになりますが、筐体は大きく、重いです。電池も4本必要なのでさらに重くなります。
DR-07もレコーダーの中では大きい方だと思いますが、DR-44WLは2周りほど大きいです。
私は車で移動することが多いのでまったく問題ないですが、普段カバンに入れておくといった使い方をされる方は一度実機を見て大きさと重さを確認してから導入を決めた方が良いと思います。
WiFi機能は、スマホに専用アプリ「DR control」を入れて、スマホで録音レベルのモニタや録音開始操作などが行えます。観客席の雑音を避けるため、高い位置にセットした場合などは画面が見えなかったり、録音ボタンが押しづらくなりますが、DR controlを使えば手元で録音レベルを確認/変更しつつ、録音開始操作ができます。
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購入金額
38,399円
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購入日
2017年11月16日
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購入場所
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