サンハヤト製のUSB type-C を DIPに変換する変換基板、CK-44です。
USB type-Cは3Aの電流供給ができますが、従来のUSB AやmicroUSBデバイスに3Aの電流供給を行ってしまうと故障してしまう場合もあるそうです。
そこでUSB-type-C ⇒ USB A or microUSBの変換コネクタには、従来型USBデバイスに接続していることを識別できるようにするためにCC端子(CC1/CC2)とVBUS間に56kΩの抵抗を接続するよう規格で決められています。
初期の変換コネクタはともかく、最近の変換コネクタはほぼこの56kΩの抵抗が接続されたものになっています。
普通はこれで何の問題もないのですが、我が家の場合はすこし特殊な困った事情があります。
それは、既にレビューを載せているJumper EZBook Airの半故障状態です。
EZBook Airは、ACアダプタをつなぐDCジャックがなく1ポートのみのUSB type-Cを充電にも使用することになります。しかしEZBook AirはUSB PDには対応していなさそうなので、充電しながらUSB機器を使用するのはできないようです。
ここであきらめていればよかったのですが、なんかいろいろと実験したくなり試しているうちにEZBook Airのtype-Cポートの電源制御周りがおかしくなってしまいました。
EZBook Airの状態を簡単に説明すると次のような感じです。
- 付属充電器やUSB ytpe-C(5V,3A)の充電器からの充電は可能。
- 付属type-C ⇒ USB3.0 A変換コネクタを使用した場合はUSBデバイスの使用可能
- 一般駅なtype-C ⇒ USB3.0 A変換コネクタを使用した場合はUSBデバイスの使用不可(電源供給されない)。ただしセルフパワーのハブを使用したり、変換コネクタの先にUSB Y字ケーブルで外部から電源供給をした場合は使用可能。
特にこの2と3の違いがなぜなのか調べたくてCK-44を購入しました。
そしてCC端子(CC1/CC2)とVBUS間のプルアップ抵抗を調べてみました。
まずtype-C ⇒ microUSB変換コネクタ。56kΩでプルアップされています。
続いてEZBook Airで唯一従来タイプのUSBデバイスが使用できる付属変換コネクタです。
CC1-VBUS間はなんとオープンです。プルアップ抵抗が入っていませんでした..。
一番良いのはEZBook Airを修理に出すことですが、中国通販で買ったPCを修理に出すのはなかなかハードルが高いです。とりあえず普通の変換コネクタの抵抗を外して注意しながら使ってゆこうかと考えています。
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購入金額
1,080円
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購入日
2017年09月01日
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購入場所
マルツ秋葉原本店



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