レビューメディア「ジグソー」

素晴らしき言葉と愛の詰まった本。………TRPGのシナリオ構築には、とても為に成りました。

  • by
    L2さん
  • 2017/09/27
  • (更新: 2017/09/27)

(´・ω・`) うん、また、遊戯の為の蔵書なんだ。

      聖書をもネタにする。

      それが、重度ゲームマスター症候群に罹患したものの、業ですね。

 

この本を購入しようと思ったのは、TRPGの解説本の一節。

「心貧しき者は幸いである」

のパロディを思い出したから。

 

TRPGを知らない者は、幸いである。

これから、体験するTRPGを一番新鮮に楽しめるから。

ダイス運の無い者は、幸いである。

波乱万丈の物語の主人公となって、冒険を続けられるのだから。

能力値の低い者は、幸いである。

成長の喜びが、最も大きいのは、その者であるから。

 

というような感じ。

上手く、TRPGの布教の流れに繋げていますね。

 

最近では、とある教会のTwitterで。

「右手で、神のネタツイートをしたならば。

 左手でも、ネタツイートしなさい」

というような呟きがあって、神の愛を感じました。

 

その上馬教会のアカウントからは、こんなツイートが日々生まれて来ているようで。

その素晴らしさには、感動するかもしれません。

 

さて、この本を登録しようと思ったのは、この一節が少し頭をよぎったから。

 

「最初の石を投げる」(ヨハネによる福音書8章3~7節)

この女は、不義を行ったので、石打の処刑となります。と告げられて、主は、こう仰られた。

「あなた方の中で罪を犯したことの無い者が、最初に石を投げなさい」と。

群衆は、恥じて解散した。

というような感じ。

 

とある議員が離党した時に、「それは、そんなに重い罪じゃあないから」次の機会を与えてあげて下さい。

と、寂聴さんが仰ったそうです。

行状と、仕事の結果・成果はリンクしなくても良いと。

「最初の石を投げる」のように、皆さんも石を投げる前に考えてください。と。

 

その通りかな。と私も思わなくもないです。

が、とある議員は、「最初の石を投げる」のような出来事が他の人にあった時に、「そういう事もあるよね、私も全く罪のない存在では無い」と恥じて、その人に更生を求めるのではなく。

「じゃあ、石投げますね!」と、投げていたから、今、石を投げ返されているのです。

我々は残念ながら、主ではなく、律法学者でもないので、石を投げた者に救いではなく、石を持って応えてしまうのです。

更新: 2017/09/27

堅苦しい解説や、宗論だけではなく、現代に合わないものへの疑問や、著名人による冗句への転換などもあります

「今ある権威」には、今は通じない、いえ、発言から少し経っただけで、実は誤りだったかもしれないと、思われた概念があります。

 

権威とは、神に与えられたものである。

故に、上に立つものの権威には従いなさい。

 

という論調。

初代法王のパウロの言葉ですが、この言葉が残されたしばらく後には、ローマ帝国がキリスト教徒を迫害し、猛獣と戦わせるなどの行為を行いました。

それを知ったならば、この言葉をパウロは撤回したかもしれない、と筆者は書いています。

 

また、アメリカの独立を含む、独立運動は、この言説によれば、神の権威に逆らうものとなりますが、実際には、そういう解釈で批判されることは無いですね。

そして、そもそも、エジプト王国による支配からの離脱も、否定してしまう事になります。

 

地上に神の国が作られたならば、と付け加える解釈もあるようですが。

筆者は、そうではない、と、退けていますね。

 

また、「富豪が天国にゆくというのは、針の穴をらくだが通る方がまだ易しい」という言葉を、マーク・トウェインが、「外国人があのひどいドイツ文字を読むよりも、金持ちが針の穴を通って天国に入る方がまだ易しい」というジョークを書いていたりするという、エピソードが書かれていたり。

 

単純に、神の摂理、愛を説かれても、受け入れにくいことはあるかもしれませんので、こういうアプローチは必要なのかもですねぇ。

上馬教会のように砕けてもらうと、もっと、広まるのにw

 

そうそう。

私の好きな、パラドックスインタラクティブ謹製ストラテジー、Victoria2の拡張パックに使われている名前「ハウスディバイデット」も、実は、聖書の一節。

「内輪もめの家」から来ています。

悪魔祓いをする主に対して、「悪魔の王の力を借りて追い出している」と言いがかりをつけられた時に、「サタンが、サタンを追い出すとは、内輪もめではないか。それでは、家は、王国は成り立たない。どうして、地上を征服しようというのだ」と答えたそうですね。

それを、リンカーンが、南北戦争勃発を控えた演説で、引用して戦争回避を願ったとの事。

それ以来、南北戦争や、それに近い分裂をしそうな時に、アメリカでは用いられる表現であるとか。

 

興味深いデスヨネー。

  • 購入金額

    1,000円

  • 購入日

    2013年頃

  • 購入場所

7人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (0)

ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。

YouTube の動画を挿入

YouTube の URL または動画の ID を入力してください

動画の ID が取得できません。ID もしくは URL を正しく入力してください。

ニコニコ動画の動画を挿入

ニコニコ動画の URL または動画の ID を入力してください

動画の ID が取得できません。ID もしくは URL を正しく入力してください。

ZIGSOWリンク挿入

検索対象とキーワードを入力してください

    外部リンクを挿入

    リンク先の URL とタイトルを入力してください

    URL を正しく入力してください。

    画像を挿入(最大サイズ6MB)

    画像を選択してください

    ファイルサイズが6MBを超えています

    別の画像を追加

    ZIGSOW にログイン

    ZIGSOW会員登録(無料)はこちらから