マルツパーツの店頭で売っていたのでラズベリーパイと一緒に買いました。
PICマイコンを使った、シリアル通信でPCとつながるようにしたマルチメータです。
電流・電圧・抵抗・コンデンサ容量・周波数カウンタがついていて、ラズベリーパイでWeb表示するサンプルまでそろっています。
スペックは以下の通り。
電圧 最大電圧 DC20V 分解能 mV 精度 ±1.0%(精度は分圧抵抗に依存) 表示形式 20.000 V
電流 最大電流 DC2.0A 分解能 100μA 精度 ±1.0% (精度はシャント抵抗に依存) 表示形式 2.0000 A
抵抗 高抵抗 最大1MΩ 分解能 kΩ 表示形式 1000kΩ
低抵抗 最大10kΩ 分解能 Ω 精度 ±1% (精度は基準抵抗に依存) 表示形式 10000Ω 容量 最大容量 1μF 分解能 pF 表示形式 1000000 pF 精度 ±2%(精度は基準コンデンサに依存)
周波数 最大周波数 20MHz 分解能 Hz 精度 ±50ppm (精度はクリスタル発振器に依存) 表示形式 20000000Hz
マイコンとラズベリーパイの連動を知る良い教材
トランジスタ技術2017年6月号の付録なので、本誌での解説をよみながら、
接続してサンプルプログラムをつかうと簡単に計測結果をWeb表示できました。
WebIOPiというアプリでラズベリーパイがWebサーバになっていて、定期的にマルチメータからデータを読みだしています。計測からWeb表示までの技術を知りたいと思っていたので良い教材になりました。
主に電流電圧計測をしたいと思っていたのですが、電流電圧は比較的単純です。
電圧は単純な分圧で、電流は1Ωの抵抗を直列につなぎ、その電圧を計測する仕様です。
ADコンバータが2Vまで計測できるため、1Ωで2Aまで計測できるわけです。
ただ、1Ωは電流計測には少し大きすぎる気がします。2Aだと2Wなので画面にも出ていますが発熱も気になります。
PICマイコンの処理も300msのSleepで管理していて約500msの時間刻みとありましたが、割り込みできっちり管理していないのも気になりました。PICは詳しくないのですが、マイコンの制約なんでしょうか。
実用には気になるところがありましたが、計測の基本からマイコンでの計測から表示までの一連の流れをしるにはすごく良い教材でした。
全部公開されている
電圧・電流計測、抵抗、コンデンサの容量測定、カウンタがついているのですが、全部出来合いのモジュールを使わず、タイマーや比較用抵抗、コンデンサを駆使して計測しています。
アナログ回路的な計測の原理はすごく勉強になります。
Webアプリをよく知りませんが、ラズベリーパイのほうも出来合いのソフトをうまく活用しているので、簡単に使うことができました。
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購入金額
7,000円
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購入日
2017年09月17日
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購入場所
マルツパーツ
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