私は、これ迄 CPUの購入に関しては、パフォーマンス重視の選択をしてきて、いわゆる "K" シリーズを購入し続けてきました。
常にオーバークロックをする訳ではないのですが、例えば、Core i7 7700は、最高クロックが3.6GHzで、ターボブースト時には4.2GHzとクロックアップされるのに対して、Core i7 7700Kは、最高クロックが4.2GHz ターボブースト時には4.5GHzになっているように、いわゆる "K" シリーズは速いのです。
勿論、TDPも、Core i7 7700が65Wに対して、7700Kは91Wになっています。
今回、Zigsowのプレミアムレビュー Shuttle XH110Gに搭載するCPUとして、Core i7 7700Tを選択してみました。
Shuttle XH110Gに搭載できるCPUは、最大TDPが65W以下という制約がある中、当初は、Core i7 7700にしようと考えていました。
可能な限りハイパフォーマンスにしたいと考えていたためです。
しかし、Core i7 7700Kは既にセカンドPCとして我が家で稼働しています。
ハイパフォーマンスを目指しながら、チョッと劣るシステムを作る位なら、もっとシステムを特徴付けるようにしたいと考え、省電力タイプのCore i7 7700Tを購入しました。
普段は、WEB閲覧/検索,メールチェック等軽作業が中心で、週末に、写真RAWデータの現像や補正,スマートフォンでの観賞用に動作のフルHD動画のエンコード等ある程度のパフォーマンスが必要な作業が入ります。
平日の軽作業は、例えCore i3であっても充分こなせますが、週末の作業で、ストレスを感じるほど遅いシステムでも困ります。
そこで、Core i7 7700Tを選択することで、平日の軽作業では、省電力PCとして振る舞い、週末には、そこそこのパフォーマンスを発揮してくれるパワフルPCになることを期待してシステムを組んでみることにしました。
最悪、パフォーマンスが不足するようであれば、Core i7 7700Kのシステムで処理するつもりでした。
私の場合、PCでのゲームは利用頻度が低い上、ゲームパフォーマンスが必要であれば、別の外付けグラフィックスカードを搭載したシステムがあるので、今回、Core i7 7700Tを搭載する Shuttle XH110Gにゲームパフォーマンスは必要ありません。
Shuttle XH110Gに外付けグラフィックスカードを挿すことも検討しませんでした。
ただ、動画のエンコードは、高速処理が必要なので、インテル クイックビデオシンク対応のCPUが必要でした。
候補としては、Core i7 7700とCore i7 7700T,参考値としてCore i7 7700Kを比較してみました。
ブルーバックが仕様の異なるところです。
パッケージは、第7世代Core i7共通のデザインです。
ですが、Core i7 7700Kと異なり、CPUファンが同梱されています。
パッケージの厚みが以前のモデルのようです。
今回のレビューでは、Shuttle XH100Gに冷却システムが搭載されていますので使いません。
CPU本体は、i7-7700Tとシルク印刷されている以外、Core i7 7700Kと見分けが付きません。
CPU-Zでは、MaxTDPが35Wであること。
クロックが、800MHz-3.8GHzに設定されていること。
メモリは、DDR4-2400が8GB x2=16GBで、デュアルチャンネルに設定されていること。
CPU内蔵グラフィックスが、インテルHDグラフィックス630であることが分かります。
早速、ベンチマークですが、先ずは、CrystalMark2004R3でCPUのパフォーマンスを
Core i7 7700Kと比較です。
Core i7 7700T
Core i7 7700K
CPU自体は、思ったより差が少ないですね。
Core i7 7700Kのメモリが、DDR4-3333 32GB , Core i7 7700Tは、DDR4-2400 16GBなので、メモリのパフォーマンスと、そのメモリを使う、インテルHDグラフィックス 630のパフォーマンスに差が出ていると考えられます。
次にCINEBENCHです。
最後に、3D MARKのスコアを列記します。
これだけのスコアであれば、私の利用では充分なパフォーマンスではないでしょうか。
Shuttle XH110Gのレビューにも記載しましたが、HD動画のエンコードという高負荷時でも消費電力が半分程度で、負荷のかからない時は20%程度の消費電力なので、使いやすいCPUだと思います。
-
購入金額
37,480円
-
購入日
2017年09月13日
-
購入場所
パソコン工房 秋葉原BUYMORE店
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。