電源が入らないという理由でJUNK扱い．

PCケースなので，電源が入らないと言っても，SW動作だけなので，組み込み不良と予想．

しかし，開けてビックリ！

電源SW自体が存在しません（赤丸部）．

”Power SW”自体がなく，配線もコネクタもないので，電源が入るはずがありません．

症状としては，電源が入らないではなく，電源SWが存在していない不良でした．

代替SWを見つけて，上手く組み込めれば，修理（というか復旧）は可能なので，致命的な不良ではありません．

基本的には，ATXミドルタワーPCケースに属します．

対応M/BはATX/ｍicroATX/miniITXで，電源は標準ATX電源となり，ごく一般的なミドルタワー仕様です．

が，左右分割の2チャンバー構成になっているため，左チャンバー(M/B)側には，M/Bのみとなり，他のパーツ(電源，ストレージベイなど)が一切存在しません．

M/B関連パーツ以外であるのは，ファンのみ．そのファンは，フロントからリアに効率よくエアーフローを導く構造です．

オプションにはなりますが，ボトムとトップにファンが追加できるため，さらなる冷却効率アップにもなります．特に，ボトムにも120mm✕2の構成で，ラジエーターの設置も可能です．

このため，フロント/ボトム/トップ/リアの4箇所に，ラジエーターの設置が可能です．

右チャンバー側は，その他のパーツ，電源，ストレージを設置するエリアとなり，ファンがありません．よって，SSD専用もしくは低発熱HDD用と考えたほうが良さそうです．

電源は，ボトムに縦置きとなり，サイド吸気です．長さ方向は，何も邪魔するものがありませんので，どんな長さの電源でも対応可能だと思います．そして，ツールレスで，電源が設置可能です．

左(M/B側)サイドパネルは，観音開きの全面アクリルなので，見せるためのPCケースと言っていいでしょう．このアクリリルパネルは，上に持ち上げると簡単に取り外せます．

一つ注意しなければならないのは，5インチベイが存在しません．光学ドライブがmustな方は，ご注意ください．

では，順次組み込んでいきたいと思います．

特に，問題となるような箇所はありませんでした．

干渉するものがないので，気を使わずに，組み込めます．

ATXがmATXの感じで，組み込めます．

フロントベイがないので，フロントI/Oとマザーボードとの距離が近いので，楽です．

また，右半分の電源やベイエリアは，裏配線エリアになるのですが，一般的な裏配線エリアより非常に広いので，ケーブルマネジメントが楽です．電源の不要ケーブルも余裕で収納できます．

 完成させて，改めて思うのは，非常に大きなPCケースだということ．

ちょっと，邪魔？になりそう．