業務用冷凍冷蔵庫です。
家庭用冷凍冷蔵庫との違いは、「耐久性・安全性・メンテナンス性が高く、高鮮度管理ができる 」のだそうです。(日本冷凍空調工業会のWebサイトより)
この機種は4ドアのうち1つが冷凍庫、3つが冷蔵庫です。
10年以上前の型番ですが、実機の使用年数は不明です。
購入前に、「冷凍-20℃以下 冷蔵-6~12℃ に設定された温度になる」ことを確認してもらいました。
現場で使用する目安は、冷蔵5℃、冷凍-18℃ です。
本体が安く購入できても、運搬方法を工夫しないと思わぬ出費となります。
今回は、最寄りの西濃の営業所止としてもらい、そこからはパワーゲート付きのレンタカーで店舗まで運び搬入しました。
パワーゲートで地面まで下ろしたあとは、スタッフ6人の人力で厨房へ設置しました。それが最安の方法でした。
機器上部にコンプレッサーや熱交換器が載っていますので、重心が高く運びにくいです。
1日以上置いて通電しました。
ちょっと冷えが悪いようなので、自前で点検したところコンプレッサーが通常より熱くなっていると感じたので、放熱器まわりを清掃しました。
冷凍冷蔵庫の直上の換気扇を24時間回しっぱなしにすることにしました。
空の状態で試運転したところ、冷蔵2℃、冷凍-20℃ くらいまで冷えました。
外装が凹んでいたり、取っ手の塗装が禿げていたり、見た目には若干くたびれた感は否めませんが、ちゃんと適温に冷やすことさえできれば問題はないのです。
ネパール人は、冷凍庫を freezer、冷蔵庫も freezer というので、しばしば混乱します。
ネパール語には英語由来の外来語が多く、freezer もその1つですが、refrigerator は取り込まれなかったようです。ネパールでは、冷凍庫と冷蔵庫を区別しない文化なのか、冷凍庫が少ないのか存在しないからなのかよくわからないのですが。
開店2日目、温度表示部に「AL」と表示されました。おそらくアラームかアラートの意味です。
庫内温度も十分に下がらなかったようです。
こういう機器に慣れないスタッフが食材を詰めすぎたのが原因でした。
詰めすぎて庫内の冷気吹き出し口を塞いでいたのでした。
あわてて、多すぎる食材を他所へ移し、代わりに氷を入れて温度を維持しました。
翌日の2017年8月9日、予報でこの地方の最高気温37℃となった日(実際には34.1℃でした)、 日中、冷蔵8℃、冷凍-10℃ くらいにしかなりません。一応、食品の安全には問題はないのですが、心配です。
客席側はエアコンが効いていますが、厨房の温度はおそらく外気以上になっています。
少し様子をみて、好転しなければ、メーカーにメンテナンスをお願いしないといけないかもしれません。もしかすると、冷媒の補充とか、コンプレッサーの交換とか言われるかもしれません。
同日、夜になって、冷蔵2℃、冷凍-16℃ となっていました。
その後、dF と表示されるので、何ごとかと調べると 霜取り中(defrost)とのことで 正常な動作でした。
取扱説明書がなくても、検索すればたいてい解決するので助かります。
(つづく)
機器探索の際、「ホシザキ」「大和冷機」は避けました。
メンテナンス費用が異常に高く不明朗なこととメンテナンスマンの印象が総じてよくないことを経験的に知っていたからです。
【品 名】 縦型冷凍冷蔵庫 1凍3蔵
【型 番】 SRR-F1261CSA
【年 式】 ?
【電 源】 100V 50/60Hz
【外形寸法】 幅121cm×奥行60.5cm×高さ197cm
【消費電力】 528/552W
【有庫内容積】 冷蔵庫 577リットル 冷凍庫 199リットル
【製品質量】 135kg
【オークション写真】
(落札金額:27,000円 数量:1個 送料:20,500円)+ レンタカー代 約19,000円
最新後継機(SRR-K1261)は、定価は993,000円、実売183,933円(税込・送料無料) という情報がありました。
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購入金額
66,500円
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購入日
2017年07月05日
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購入場所
ヤフオク
sorrowさん
2017/08/09
ちばとどさん
2017/08/10
> 研究室で使うような-80℃まで冷やせる冷凍庫もSANYOが業界標準
よかった!選択が補強された思いです。
冷蔵庫なので冷えないことにはどうにもね。中古で遠方から運んできたとなるとなおさらです。今回は、福山⇨千葉 でした。ダメだったときのリカバリの大変さを思うと気が気じゃないです。