登録から9年を経た最初期型FIAT500 1.4popを弟名義で所有しているのですが、未だ15,000キロしかマイレージを重ねておりません。
奴はデザインにしか興味が無いので、文字通り乗りっぱなしなんです。
先週の日曜日に突然バッテリーが死んだとの報告を受けました。
正規ディーラーに依頼すると おそらく3〜4万円の出費が予想されます。
普段お世話になっている修理工場は社主が人工関節手術に踏み切ったため、一月前後の休暇中。
改めてボンネット内を眺めると、バッテリーを固定するボルト周りに手が入る余裕があります。
Webで調べると、DIYの様子が詳しく掲載されております。
Amazonで調べると、ACデルコの新品が2年保証付きで9,000円を切っておりました。
やってみよ〜。
約30分で作業完了
発注後3日で到着 おそらく初期充電が施されているように思えます。
補水不要の完全シールドタイプなので、故意に傾けない限り運搬に危険は伴いません。
手前がグリル側
欧州車用バッテリー下部には、ツバがあり、それを金具で固定する仕組みが多いのですが、FIATは保険としてバンドでも締め付ける方法を取っております。
13ミリボルトが使われております。 できれば小型ラチェットハンドルがあれば簡単に作業できます
片口スパナでもスペースが充分に取られているので困ることはありません。
狭いボンネットですが、設計の正しさを感じます。
次にマイナス端子を緩めるのですが、ウチのそれはテコを利用するタイプでした、
テコ根本のボルトを利用しても良し テコを頑丈なマイナスドライバーで起こしても良し です。
次にプラス端子を緩めます。 ここには10ミリボルトが使われています。
ACデルコにはバッテリーの健康状態を示すインジケータが備わります。
箱から出した時点で 緑 健康状態 良しと判断できます。
左が4年ほどの寿命を全うしたモル製バッテリー 床面積はほぼ同じですが、2センチほど高さが足りません。
ツバ金具できちんと固定できていますが、やはりベルトがユルユルになってしまうのが不安です。
そこで手持ちの角材を利用してアダプターの代わりにすることにします。
完全に固定できました。 しばらくして緩みをチェックしつつ様子を見ます。
仮にヘッドライトバルブやウインカー用バルブ、もしくはスパークプラグなどを交換しようと思えば
幾つかの補機類、樹脂製カバー部品などを(ネジを紛失しないように注意しながら)取り外す必要がありますが、ことバッテリーに関しては、非常に簡単に交換できます。
あとは廃棄という問題が残りますが、定期的に来る廃品回収業者なら無料で引き取ってくれます
修理工場やガソリンスタンドに依頼すると500〜2000円程度の費用が発生するはずです。
Amazonではそのようなサービスはみつかりませんでしたが、バッテリーの通販業者の中には
購入品と同等品を無料引き取りするサービスを提供する場合もあります。
どちらにせよ、DIYなら正規ディーラーの請求額の三分の一以下で済みます。
2年保証 それで寿命が来ると想定しても お得な方法だと思います。
カルシウム電極
受け売り情報ですが
昔の車載バッテリーに採用されていたのは鉛電極
これは徐々に剥がれて電解液に沈殿するので、その比重をチェックすることで 大凡の寿命が推測できたそうです。
電池としての性能も徐々に下がるので、燈火類の明るさや警笛の音量などから その寿命を推測することが可能でした。
しかし今の車載バッテリーには「カルシウム電極」が採用されております。
この電極は、寿命とともに一気に崩壊する性質があるそうです。
電池としての性能も 鉛バッテリーがマンガン電池に近いものだと仮定すると、アルカリ電池に近い性質を持つようです。
実用上に感じる特性として、朝は元気よくセルモーターを回したバッテリーなのに、夕刻の帰宅時には完全に放電してしまっている状態に陥る 。
このような経験をお持ちの方。 周りにおられると思います。
お仕事でお車をお使いの方、 生活に密着した使い方をされている方。
早めの交換・定期的な交換が得策だと思います。
定期的な交換に際して 安価な通販バッテリーを利用する方法
突然のバッテリー上がり 数日間車がなくても大丈夫な方 通販バッテリーを利用する方法
10年に3回バッテリーを交換すると仮定すると、大きな差が出る計算になります。
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購入金額
8,463円
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購入日
2017年08月03日
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購入場所
Amazon
タコシーさん
2017/08/05
最近のバッテリーは突然逝くのですがカルシウム電極?初めて聞きました そういう原因なのですか... 以前は自分で交換もしていましたがバッテリーの廃棄が面倒なのでホームセンターに
お願いしてますね バッテリーの交換時期も車のディスプレイで診られたように覚えていますが
(自分で設定しておけばですが)意味があるのか不明ですが...交換する頃は忘れている訳で...
フェレンギさん
2017/08/05
自分の愛車は5年を経て、未だバッテリーは元気なんです。
前述の通りセルモーターの様子や燈火類の様子からは、実際の健康状態は推測できないのですが
アイドリングストップを司る統合制御の様子で なんとなく判断できるような気がしてます。
充電状態が悪いとアイドリングストップが行われず、良いと頻繁に停止するんです。
BMWのディーラーではバッテリー交換に5万円前後が請求されると聞いているので、どんなことがあってもDIY、もしくは懇意にしている修理工場に依頼するつもりです。
ただ、制御が複雑なので、交換後に情報をリセットさせる必要があり、それに3240円ほど必要になるのが FIATとの差です。
いぐなっちさん
2017/08/05
父親が昔、バッテリーケチったおかげで、旅先で動かなくなりました。
数か月後には、高速でラジエーターホースが裂けて廃車になりました汗
フェレンギさん
2017/08/05
このACデルコの寿命はどうなることやら
jakeさん
2017/08/05
毎日ちょっとずつ乗ってると、当人は気づかないんですよね。
しかもアイドリングストップがあること、以前なら油圧だった部品が電動になったりと、バッテリーへの負担が大きくなってますよね。
トドメにフィアットの電池はデカくて高いんですよね、、、そこが悩みどころ。
フェレンギさん
2017/08/05
でもガソリンと同じで、それが無いと走りません。
できればもう少し規格を少なくして、個体の価格を下げて欲しいものです。
国産車でも電装品の多さとアイドリングストップ対応などが原因で2万円以上のバッテリーが指定されていることが珍しくなくなったようです。
そうそう 原付バイク用のバッテリーも 純正指定品なら1.5万円超が珍しくありません。